中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1990年編)

GI勝ち馬を中島理論で考察してみようという企画です。

中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1990年編)
JRAGI(全16レース施行)
レース名
(施行条件)
勝ち馬名
(生年月日)
Family
No.
4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 特記事項 飽和先祖の保有状態
第50回
桜花賞
(阪神・芝1600m)
アグネスフローラ
(1987.6.18)
1 A  F  C  B
(0.25)
3.50 母仔2代
クラシック制覇
Northern Dancer無
Native Dancer無
第50回
皐月賞
(中山・芝2000m)
ハクタイセイ
(1987.4.17)
4 C  x  A  C
(0.33)
0.99 プロポンチス系
父仔制覇
Northern Dancer0化
Native Dancer0化
第101回
天皇賞・春
(京都・芝3200m)
スーパークリーク
(1985.5.27)
1 A  C  A  C
(0.66)
9.90    Northern Dancer有
Native Dancer有
第40回
安田記念
(東京・芝1600m)
オグリキャップ
(1985.3.27)
7 x  D  A  G
(0.25)
1.25 シュリリー系
レコード勝ち
Northern Dancer無
Native Dancer0化
第51回
オークス
(東京・芝2400m)
エイシンサニー
(1987.3.29)
4 A  B  C  F
(0.25)
3.25 レコード勝ち Northern Dancer無
Native Dancer無
第57回
日本ダービー
(東京・芝2400m)
アイネスフウジン
(1987.4.10)
4 C  A  F  F
(0.33)
1.98 プロポンチス系
レコード勝ち
Northern Dancer無
Native Dancer無
第31回
宝塚記念
(阪神・芝2200m)
オサイチジョージ
(1986.4.13)
16 A  A  C  B
(0.50)
9.50 ヘレンサーフ系 Northern Dancer無
Native Dancer無
第102回
天皇賞・秋
(東京・芝2000m)
ヤエノムテキ
(1985.4.11)
1 A  A  A  F
(0.75)
10.50 母の初仔
キーンドラー系
レコード勝ち
Northern Dancer有
Native Dancer有
第51回
菊花賞
(京都・芝3000m)
メジロマックイーン
(1987.4.3)
7 E(18)  F  B  E(12)
(0.25)
1.00 アストニシメント系 Northern Dancer無
Native Dancer無
第15回
エリザベス女王杯
(京都・芝2400m)
キョウエイタップ
(1987.3.17)
11 A  C  D  C
(0.33)
6.93 レコード勝ち Northern Dancer無
Native Dancer無
第7回
マイルチャンピオンシップ
(京都・芝1600m)
パッシングショット
(1985.4.26)
4 A  A  B  A
(0.75)
9.00 シルバーバットン系 Northern Dancer無
Native Dancer無
第10回
ジャパンカップ
(東京・芝2400m)
ベタールースンアップ
(1985.8.29)
7 A  E  F  A
(0.50)
7.00    Northern Dancer無
Native Dancer無
第42回
朝日杯3歳S
(中山・芝1600m)
リンドシェーバー
(1988.3.3)
23 x  A  C  D
(0.25)
2.25 レコード勝ち Northern Dancer無
Native Dancer有
第42回
阪神3歳S
(阪神・芝1600m)
イブキマイカグラ
(1988.2.24)
8 A  A  E  B
(0.33)
0.99 母の初仔
レコード勝ち
Northern Dancer準0
Native Dancer準0
第24回
スプリンターズS
(中山・芝1200m)
バンブーメモリー
(1985.5.14)
5 C  C  A  E
(0.50)
7.00 母の初仔
種正系
レコード勝ち
Northern Dancer無
Native Dancer無
第35回
有馬記念
(中山・芝2500m)
オグリキャップ
(1985.3.27)
5 x  D  A  G
(0.25)
1.25 シュリリー系 Northern Dancer無
Native Dancer0化

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[まとめ]

↑で見ていきましたように、全16のGIレースの勝ち馬のうち、Northern Dancerの血を有数値で持つ馬がスーパークリーク、ヤエノムテキの2頭しかいないというのはかなり象徴的だと思います。Northern Dancer系の種牡馬が当時どれくらい供用されていたかわかりませんが、大多数派だったと思います。それでも、わずか2頭しかGI勝ち馬を輩出できていません。もっとも、その2頭はかなり強い馬ですが。

振り返ってみると、1990年はレコードタイムがたくさん出た年なんですね。施行順に並べると、安田記念、オークス、日本ダービー、天皇賞・秋、エリザベス女王杯、朝日杯3歳S、阪神3歳S、スプリンターズSと8レースがレコード決着でした。その8レースのうちの4レースが東京競馬場で行われたレースです。走った馬のレベルが高かったでしょうか、その4レースのうちオークス、日本ダービー、安田記念の3レースは、2002年秋から2003年春に行われた馬場改修がなされる前にレコードタイムを破られる事はありませんでした。

2000〜2008  オオハシ  colorfulmelody.nakajima@gmail.com