府中芝2400mの神様は、時折、毅然とした態度でGIレースに挑む逃げ馬に対して、微笑みかけます。少し前から振り返ると、中野栄治とアイネスフウジン(1987.4.10)、松永幹夫とイソノルーブル(1988.3.13)、小島貞博とミホノブルボン(1989.4.25)、大西直宏とサニーブライアン(1994.4.23)。そして、今日また、新たに神様に微笑まれた佐藤哲三とタップダンスシチー(1997.3.16)。いずれもが、透徹した意思を持って、しっかりと逃げ切った人馬でした。
一途な情熱に、神様は少しの花を贈ってくれるのかもしれませんね。
−月刊『優駿』、2000年10月号、P112、河村清明『生産者として、さらには経営者として』より抜粋。−
上の引用は、ビッグレッドファーム代表・岡田繁幸さんが、ユーワファルコン(1997.4.7)の中日スポーツ賞4歳S(現ファルコンS、GIII)制覇の際、生産者であるミルファーム代表・清水敏さんに対して贈られた言葉です。素敵な言葉だと思い、覚えています。
府中芝2400mを逃げ切るという至難の業。けれど、敢えてそれを選択する挑戦者の一途な思いに対して、府中芝2400mの神様が少しの花を贈ってくれた。カツラギエース(1980.4.21)のジャパンカップ(GI)制覇を見て、騎手への憧れをより一層強くされたという佐藤哲三騎手。それから19年経って、自身初騎乗となった今回のジャパンカップ。1枠1番、意を決しての逃走。かつて自分が憧れた西浦勝一とカツラギエースと同じように、後続を引き離しての一人旅。3角から4角、一瞬鈍ったかのように見えた脚色。しかし、直線。思うように伸びない後続勢を、あざ笑うかのように、独走。その着差は、9馬身。彼のゴール後、1.5秒後にやっと2着馬ザッツザプレンティ(2000.5.26)がゴール。それから0.1秒差でシンボリクリスエス(1999.1.21)、ネオユニヴァース(2000.5.21)が続きました。
強いものは強い。努力を重ねてタップダンスシチー、6歳秋に花開きました。久しぶりに生で日曜日の競馬を見た私は、彼がゴールする前から拍手をしていました。フジTVの塩原アナは「まんまと逃げ切りました」と叫ばれましたが、9馬身差は、「まんまと」と言うには着差がつき過ぎました。日本のGIレース史上に残る、圧勝劇でした。レース後、検量室前で愛馬を迎えた際の、佐々木晶三先生の嬉しそうな笑顔も良かった。曇天の府中に日本人の笑顔の花が咲いたのは、外国勢の皆さんには申し訳ないのですが、やっぱり日本人として嬉しかった。
競馬の神様は、時折、競馬者に対して、微笑みかけます。そうして、競馬者のこころを、ひきつけてやまないのです。
第4回ジャパンカップダート(GI)。ダート大国の底力、第4回目にして発揮されました。フリートストリートダンサー(1998.5.12)。道中はハイペースで飛ばすカネツフルーヴ(1997.4.26)の3番手に付けて先行。直線はアドマイヤドン(1999.5.17)の強襲を受けていったん交わされながらも、決勝点、4cmのハナ差、差し返しました。大したものです。本国ではGII2着、GI3着が精一杯という馬が、日本の最強馬を負かす。やはり、米国の懐は深いですね。
ちょっくら忙しいのですが、慌てて、第23回ジャパンカップ(GI)と第4回ジャパンカップダート(GI)の馬柱を掲載しておきました。馬柱の下地は週初めに作っておきますので、馬の順番を並び替えるだけなのですが、さすがに2レース分はちょっと大変でしたね。<2003/12/08 01:19>
私の直属の上司が、別部署に異動になる事が決定しました。思えば1年7ヶ月間。長いようで短い、コンビ(!?)生活でした。まぁ、別部署に異動といっても、同じ建物の同じフロアには居るのですが(笑)。<2003/12/08 01:19>
申し訳ない。この日の日記は欠番でお願いします。<2003/12/08 01:19>
今日11月25日生まれの方の誕生花は、「リュース・コチナス」という名前の、ウルシ科のお花になるそうです。その花ことばは「賢明」。私の4番目の妹が、今日18歳になりました。オメデトさんさん。<2003/11/25 17:23>
はたと気付けば、昨日は「勤労感謝の日」だったんですよね。別に普段どおり勤務していましたから、ちっともなんとも思いませんでしたわ(笑)。それで、今日は振り替え休日。いいですねぇ、振り替え休日。もっとも、私は、今日も普段どおり勤務していましたが(笑)。<2003/11/25 17:23>
馬券は当たらないのよ(苦笑)。第20回マイルチャンピオンシップ(GI)。1着のデュランダル(1999.5.25)。相変わらず見事な切れ味。GI勝ち馬、軽視してすみませんでした。それにしても池添謙一騎手は、ホンマに勝負師やなぁ。エエ面構えしてはりますわ。2着のファインモーション(1999.1.27)。これもGI勝ち馬、軽視してすみませんでした。しかし、この2着を可とするのか否とするのか。失礼ながら、それくらいのスケールの馬やったか?3着のギャラントアロー(2000.4.29)。逃げ粘ったけれど、あと一歩押し切れず。それでも、よく頑張りました。4着のバランスオブゲーム(1999.4.22)。GIでは、やっぱりそれくらいの着順が指定席なのでしょうか……。5着のミレニアムバイオ(1998.2.6)。普通に流れ込んだだけ、か。今日の彼の見せ場は、レース前に終わっていたのかな。
でも、今日のマイルCSは全18頭が1秒以内のタイム差に収まる良いレースでした。締まったGIレースというのは、やはりGoodです。<2003/11/24 20:27>
いくらなんでも、休日やからって午後になってからの起床はまずいですよね。時間がもったいない。<2003/11/24 20:27>
今月は、シフト都合により、出勤日数が通常に比べるとやや少なめです。それでも6日連続出勤は1回あり、今日がその最終日でした。やれやれ、やっと終わったという感じです。<2003/11/22 16:04>
私の調子が悪い時。それは、前日に暴飲暴食をした時に限られています(笑)。<2003/11/22 16:04>
マイルチャンピオンシップ(GI)に初めて外国馬が出走するということで、上記2頭の血統について簡単に触れておきます。<News Source:JRAホームページ>
第28回エリザベス女王杯(GI)を3着と頑張ったタイガーテイル(1999.4.3)。私がエリザベス女王杯でこの馬を本命にした理由のひとつは、陣営がこのレースのみの出走で来日したと思ったからです。でも、結局はエリザベス女王杯の好走が認められて、第23回ジャパンカップ(GI)の招待馬になっちゃったんですね。ま、しょうがないか。<2003/11/22 16:04>
週初めというのに、飲みに行かされる私。でも、おごってもらいましたからね(苦笑)。ありがとうございました。<2003/11/22 16:04>
第28回エリザベス女王杯(GI)。1着のアドマイヤグルーヴ(2000.4.30)。祖母ダイナカール(1980.5.10)、母エアグルーヴ(1993.4.6)に次いで母仔三代のGI制覇の偉業達成となりました。言葉にすると簡単ですけれど、これはものすごい事ですね。20年の歳月をかけて、母仔三代。素直に感動してしまいました。アドマイヤグルーヴ、精神面がやっと競走能力に追いついて来た感じです。今日は落ち着いていました。古馬になってから充実するのが、8号族パロクサイド(1959)系の特徴でもあります。これからも楽しみにしたいですね。
2着のスティルインラブ(2000.5.2)。3歳牝馬GI三冠に加え、初めての古馬対決となる今回でも、臆することなく2着と頑張りました。1番人気の重責に応えるべく、連対は確保しました。今日は敗れはしましたが、誰が彼女を責められましょう。最後の直線、外から勝ち馬に被せられた時、すぐにギヴアップするのかと思いきや、何とか差し返そうと、ゴールまで必死に頑張る姿がいじらしかった。今回の差はわずかにハナ差。アドマイヤグルーヴとのライバル物語は、ずっと続いていくのでしょうか。これからも注目したいですね。
3着のタイガーテイル(1999.4.3)。よく頑張りましたよね。管理されるコレ調教師の言どおり、日本の硬い馬場に適正を見せて、複勝圏に食い込みました。阪神タイガース優勝の熱気の尻尾がここにも及んだと言うと、タイガーテイルに対して失礼でしょうか。もっとも、好走の下地は、すでに述べたとおりにちゃんとありまして、伊国GI2着、加国GI2着と、日本に似た馬場のレースで好走していた馬ですからね。ところで、この馬を本命に押していながら、なんで勝馬投票券を買っていないんだ、私は(苦笑)。<2003/11/16 23:31>
本日の中央競馬。新馬戦は東京で2鞍、京都で2鞍ありました。その内の3鞍。東京芝1600mを7番人気で勝ち上がったヒカルアルタイル(2001.4.19)、京都芝1400mを2番人気で勝ち上がったタマモホットプレイ(2001.4.1)、そして京都ダート1200mを9番人気で勝ち上がったマルトク(2001.3.15)。ヒカルアルタイルとタマモホットプレイの父はフジキセキ(1992.4.15)、マルトクの父はマーベラスサンデー(1992.5.31)。それぞれの父の交配年齢は、中島理論使いの皆さんにはお分かりのとおり、満8歳時ですね。今年の2歳戦を見て、サンデーサイレンス(1986.3.25)直仔の1992年生まれ種牡馬の仔が、全般に活躍している印象がありませんか?中途半端な距離でしか勝てないイメージのあるジェニュイン(1992.4.28)の仔マイネピュール(2001.3.28)が、しっかりと府中マイル戦を勝ち上がったりすると、「0交配って、パワーあるなぁ」と改めて思ったりしますね。<2003/11/16 23:31>
ちょいと母方の実家に出掛けてきます。帰りは明日15日です。−って、この日記を書いているのは16日なんですけれどね。すみません、すみません。−<2003/11/16 23:31>
仕事の引継ぎをするため、ちょこっとだけ、職場に行きました。往復したら1時間以上掛かるんですけれどね(苦笑)。私、休みの日は起床時間が遅くなるのですが、今日は仕事のある日と同様に目が覚めました。やはり朝は早く起きるほうが良いですね。1日が長く感じられますから。<2003/11/13 22:37>
上の日記の作成後、日曜日のエリザベス女王杯に向けて、馬柱の下地を作ろうと思いました。馬の名前を何頭か入力した後、ファイル名がおかしいことに気付き、訂正しようとしました。それで、ファイルを格納してあるフォルダを確認したら、すでに馬柱の下地のファイルができていました。月曜日の時点で作っておいたことをすっかり忘れていました。け、健忘症か(苦笑)。<2003/11/13 22:57>
やっぱり、ちゃんとご飯を食べないとダメですね。忙しいから休憩に行けないとか、そういう事を言っていてはいけません。<2003/11/13 22:37>
私が雨の日に使用している水色の傘。もう3年近く前に、ミスタードーナツの景品でもらったものです。よくぞ長持ちしてくれています。パッと開くと見える『Pingu』のデザインが、私にはちょっと可愛らしすぎますけれど(苦笑)。<2003/11/13 22:37>
エリザベス女王杯(GI)に初めて外国馬が出走するということで、上記2頭の血統について簡単に触れておきます。<News Source:JRAホームページ>
中島理論使いとしては、血統面の評価からすると、比較的前評判が高いアナマリーより、タイガーテイルを応援しなければならないところですね。また、タイガーテイルは遠征経験がアナマリーよりはあり、その遠征競馬で好成績を挙げているのもポイントです。伊国の共和国大統領賞(GI)2着、加国のE.P.テイラーS(GI)2着。伊国や加国で良い成績を挙げている馬は、日本の競馬に合うと考えています。果たして、その結果やいかに。<2003/11/10 15:25>
私の現在所のマンションでは、いま外壁の塗装工事をしています。そのために外壁周りには足場が組み立てられ、ビニールでマンション全体を覆うような状態になっています。その結果、部屋の中にまったく光が差し込んでこないのです。暗い(苦笑)。まま、住んでいる所の見た目がきれいになるのは良いことですから、ちょっとの間、ガマンしましょう。<2003/11/10 12:00>
ライスシャワー(1989.3.5)がミホノブルボン(1989.4.25)を抑えて第53回菊花賞(GI)を制した日。それは、1992年11月8日でした。思えば、あの菊花賞のTV中継を見てから、私の競馬人生が始まりました。11月8日という日だけは、私の競馬者としてのキャリアの中で、絶対に忘れられない日です。<2003/11/09 00:27>
知らない間に30000HITを超えていたようです。こんな辺境Webページに足を運んでくださり、ホントに恐縮です。皆様ありがとうございます。2000年1月30日にカウントを開始して、10000HITを記録したのが2002年3月4日、20000HITを記録したのが2003年1月30日、そして30000HITを記録したのが2003年11月4日でした。実質的カウンタを用いて実HIT数の計測をしている為、表紙をリロードしてもらっても、カウントアップしません。もし、リロードしてカウントアップされたら、それは、自分ではない他の誰かの番号をブラウザが認識してしまったということです。もしキリ番を踏まれたい方とか、いらっしゃったらゴメンナサイ(苦笑)。
30000HIT記念という訳ではないのですが、正式には公開していなかった、2004年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)、2004年クラシック世代のGI候補生たち(牝馬編)を掲載しておきます。はっきり言って、ただの4代血統表になっています。詳細な記事をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。あと、表紙の更新情報には記載しませんでしたが、世界の名馬なんていう項目も増えています。よろしければ、ご覧ください。<2003/11/07 02:12>
世間一般において『トンデモ本』として知られている『月の魔力』(東京書籍、A.L.リーバー著)という本があります。純然たる中島理論使いの私(笑)としては、一度は読んでおかねばならない本だと考え、ずいぶん以前に購入して読みました。その内容をとても簡単に引くと、私のバイオタイド仮説は、かんたんにいえば、地球が天体から受けるのと同様の影響を人体もまた受けている、というものである
。取り上げられている天体は主に月です。つまり、水分が約7割である人体において、月からの影響で潮のみちひきが起こっており、体内の潮のみちひきが人間の生理現象や行動に影響を及ぼしている、ということですね。はは、ちょっと見では、確かに胡散臭さ満点です。私が読んだのは『増補月の魔力』(東京書籍、A.L.リーバー著)という増補版でした。その増補版では、本の翻訳者さんが『出産における月のリズム』という独自の調査研究がなされています。いま改めて本を取り出し、かつての自分がしおりを挿した部分を見直したところ、その調査研究の部分でした(笑)。中島理論の、月のサイクルに共通する部分を見出したかったのでしょうね。
ところで、その『月の魔力』の翻訳者さんなんですが、実は藤原正彦さんとその奥様である藤原美子さんだったんですね。藤原正彦さん、お茶の水女子大学理学部教授の数学者ですね。たまにNHKのテレビ番組に出演されているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。私、今年の6月、藤原正彦さんのエッセイに凝りまして、めずらしく1週間で5冊の文庫本を読んだ次第です。その時に彼のお父様が直木賞作家の故・新田次郎氏、お母様が藤原ていさんであることを知りました。藤原さんのエッセイを読んでいた時は、月の魔力の翻訳者であることをすっかり忘れていたのですが、今日たまたま、とあるWebページを見ている時に、改めて気が付いたんですねぇ。「あらら、藤原正彦さんが、あの本の翻訳者やったんか」って。忘却とは、恐ろしいですね(苦笑)。
藤原正彦さんのエッセイとの出会いは、2003年の良き出会いのひとつでした。その出会いにつられる形で、お父様の新田次郎氏の小説も読みました。日本の山岳小説の嚆矢として知られる新田次郎氏ですが、私には気になるタイトルの小説が、実は藤原さんのエッセイとの出会いの前からあったのです。『アラスカ物語』(新潮文庫、新田次郎著)。寒さは苦手な巳年の私ですが、なぜか北方への思いは幼いころから止まず。ご子息の文章との出会いが、お父様の文章へとつながる。なかなか無い事だと思いました。ええ、そのアラスカ物語も一所懸命に読みましたよ。今から一世紀以上前にアラスカへ渡り、「ジャパニーズ・モーゼ」と謳われた日本人、フランク安田こと安田恭輔の生涯を描いた物語です。ご子息もそうですが、お父様も清廉な文章を書かれます。
また、藤原正彦さんのお母様は、前述のとおり、藤原ていさんです。このお名前をご存知の方もいらっしゃると思います。『流れる星は生きている』(中公文庫、藤原てい著)。第2次世界大戦の敗戦時下、満州からの脱出の記録をつづった作品です。私、この本をずっと探していたのですが、今日、見つけちゃいました。お金も無いのに、買っちゃいました。これから、読みます。思えば、父、母、子の三者の作品を読むという機会は、滅多に無い事でしょう。人と人との出会いはもちろん不思議ですが、本と人との出会いも、ホントに不思議なものです。<2003/11/07 01:22>
南半球のチャンピオンレース勝ち馬が来日してくれるのって、いつ以来でしたっけ?という訳で、昨日の日記ではBCターフ(GI)勝ち馬を取り上げましたから、今日はコックスプレート(豪GI)勝ち馬を取り上げましょうか。Fields of Omaghの4代血統構成は『Rubiton×Cerreto×Lupus×Meadow Mist』。むむ、それぞれの父の系統に注釈が必要ですね(苦笑)。『Djebel系×Hyperion系×Djebel系×The Boss系』となっております。オセアニア馬の配合や生産手法は、日本でも見習うべきところが多いのですが、彼も現代では珍しい『Nothern Dancer&Native Dancer Free』の配合になっています。また、昨日も触れた『牝馬クロス』もQueen of the Meadows(1938)の7×5を持っていたりします。ところで、Fields of Omaghの血統を調べるのに『AUSTRALIAN STUD BOOK』を利用させてもらったのですが、改めて利用価値の高いページだと思いました。彼は母Finneto(1981.10.7)の11番仔で、7連産目の仔ということまで分かるのですから。ウーム、すごい。<2003/11/07 01:22>
第23回ジャパンカップ(GI)の招待を受諾した海外馬の中でまず気になるのは、BCターフ(GI)勝ち馬という金看板を背負って来日するJoharでしょうか。その4代血統構成は『Gone West×Lear Fan×Sharpen Up×Sir Gaylord』というもの。彼の5代血統表を見ると、2つの『牝馬クロス』があることに気付きます。ひとつ目はSomethingroyal(1952)の4×5、ふたつ目はMixed Marriage(1952)の4×5。むむ、さすがに米国産馬、ちゃんと計算して配合されています。先に挙げた4代血統構成からは、どちらかというと平坦コースが得意そうで、府中2400mはどうかなぁという感じはしますが、その走りには注目ですね。なお、『週刊競馬ブック』2003年11月9日号の「INTERNATIONAL 週間トピックス」によると、彼は母Windsharp(1991)の初仔ということです。<2003/11/07 01:22>
って言うか、今では文化の日。周りは、3連休の3日目。私は、6連続出勤の6日目。<2003/11/04 14:18>
第128回天皇賞・秋(GI)。1着のシンボリクリスエス(1999.1.21)。やっぱり、強いものは強かった。休み明け、大外8枠18番発進もなんのその、1分58秒0のレコード勝ち。オリビエ・ペリエ騎手、さすがにすぐに仕返しをします。やっぱり、上手いものは上手かった。ペリエ騎手はもちろんなのですが、名手と呼ばれる騎手になるほど、レースの流れの中で馬の折り合いをつける時、コブシが下がったままの状態になっています。手綱を持った両手が、いつでもかならず、馬の首の付け根あたりに位置しているんですよね。天皇賞の道中、ペリエ騎手の騎乗フォーム、絶えず一定のまま。凄い。また、大外枠で発進したのに関わらず、直線残り350m辺りで抜け出してくる時、しっかりと内3頭目の位置を走らせるんですもの。その抜け出す時の脚の速かったこと。「最後までしっかり走ってくれて、まるで空を飛んでるようだった」とペリエ騎手はコメントを残していますが、空を飛んでいるように走らせたのは、ペリエ騎手、あなたです。
2着のツルマルボーイ(1998.3.5)。こちらも休み明け緒戦でがんばっています。しかし、レースの大勢が決してからの差し込みという感じを受けました。橋口弘次郎厩舎と横山典弘騎手。なかなか、GIシルバーコレクターから脱却できません。橋口先生は、先週の菊花賞(GI)で流れが変わったかと思わせましたが。もっとも、今回は勝った相手が強すぎましたけれど(苦笑)。横山騎手は、人気のちょっと落ちた馬を2着には持ってくるのですから、馬連、馬単2着づけ、あるいは3連複やワイドで勝馬投票券を購入しているファンにはありがたい存在です。でも、ご本人は歯がゆいでしょうね。
3着のテンザンセイザ(1998.4.30)。府中コースといえば、トニービン(1983.4.7)産駒。3頭出走となった今回は、GII勝ち馬であるテンザンセイザが頑張りました。3歳春の京都新聞杯(GII)勝ちからジワジワと力をつけて、初めてのGI複勝圏突入でした。外側から、国際GI3勝馬を競り落としたのは立派。5歳馬ですが、藤田伸二騎手のコメントによると「まだ完成している馬じゃない」という事です。
4着のエイシンプレストン(1997.4.9)。あれが精一杯やったんかぁ、祐一さん(涙)。時計が速すぎた、と言ってしまえば簡単ですが、勝ち馬の次の着順には来れたはず。1枠2番からの発進で、すこし行き脚をつけて先行し、内ラチ沿いに位置したのは、2000mの頂上決戦に対する福永祐一騎手の明確な意思表示でした。エイシンプレストンの能力に対する信頼はあったのでしょうけれど、周りの他馬との関わり合いの末、その位置をキープできなかった。直線残り350m地点で、勝ち馬よりも外側である内から6頭目の位置を回ってしまったその結果が、4着という着順でした。
5着のカンファーベスト(1999.5.16)。この馬にしても6枠12番発進でしたが、安藤勝己騎手はさっと4番手につけ、内ラチ沿いの位置を取りました。先行集団の中で、後続にプレッシャーをかけていたのは、やはりアンカツ。落ち着いてカンファーベストのペースでレースをして、しっかりと走りきっての5着でした。アンバーシャダイ(1977.3.10)の仔、まだまだこれから伸び行く器です。<2003/11/04 14:18>
2003年も、もう11月になっちゃいました。早っ。<2003/11/04 14:18>