ラストタイクーン 黒鹿毛 1983.5.9 種付け時活性値:1.75 |
トライマイベスト 鹿毛 1975.4.28 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Sex Appeal 栗毛 1970 |
Buckpasser 1963.4.28 | ||
Best in Show 1965 | |||
Mill Princess 鹿毛 1977 |
★Mill Reef 鹿毛 1968.2.23 |
Never Bend 1960 | |
Milan Mill 1962 | |||
Irish Lass 鹿毛 1962 |
Sayajirao 1944 | ||
Scollata 1952 | |||
シゲルルション 鹿毛 1992.4.23 仔受胎時活性値:1.50 <中央0勝> |
ルション 黒鹿毛 1981.4.10 種付け時活性値:0.50 |
Riverman 鹿毛 1969 |
★Never Bend 1960 |
River Lady 1963 | |||
ベルドリーヌ 黒鹿毛 1977.3.15 |
★Marshua's Dancer 1968 | ||
Palsy Walsy 1960 | |||
マヤノポート 鹿毛 1976.3.18 仔受胎時活性値:1.75 <中央0勝> |
ミンシオ 鹿毛 1957.3.2 種付け時活性値:0.50 |
Relic 1945 | |
Merise 1945 | |||
アンジェリカ 黒鹿毛 1970.3.29 仔受胎時活性値:1.25 <中央2勝> |
ネヴァービート 栃栗毛 1960 種付け時活性値:0.25 |
||
スターハイネス 鹿毛 1964.3.10 仔受胎時活性値:1.25 <中央3勝> |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ラストタイクーン (Northern Dancer系) |
ルション (Never Bend系) |
ミンシオ (Relic系) |
ネヴァービート (Never Say Die系) |
父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 |
1.75 (15歳時交配) |
0.50 (10歳時交配) |
0.50 (18歳時交配) |
0.25 (9歳時交配) |
父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 |
Nearcoの4代孫 | Nasrullahの3代孫 | Matchem〜Man o'War系 | Nasrullahの孫 |
8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数) |
潜在能力値 | 少ない血etc |
---|---|---|---|
10/128 | A A D A● (0.75) |
7.50 | ミンシオ |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
ラストタイクーン (Buckpasser) |
5.75 | 近親サクラユタカオー (No.11-C クレイグダーロッチ系) |
3番仔 (3連産目) |
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
皐月賞トライアル・若葉S(OP)を見事に逃げ切りました、シゲルゴッドハンド。その神の手でGII勝ち馬と2歳王者を振り払いました。
シゲルゴッドハンドの最優性先祖は父ラストタイクーン、形相の対象はBuckpasserと判断しました。ラストタイクーンは現役時代に12戦8勝。その主な勝ち鞍にはブリーダーズカップ・マイル(米GI)、キングズスタンドS(英GI)、スプリント・チャンピオンシップ(英GI)、アランベル賞(仏GIII)、サンジョルジュ賞(仏GIII)、グロシェーヌ賞(仏GIII)があります。種牡馬としては、皆様ご存知の通り、シャトルスタリオンの先鞭となった馬です。海外における代表産駒は、AJCダービー(豪GI)、ヴィクトリア・ダービー(豪GI)など豪州のGIを8勝して1993/94シーズンの豪州年度代表馬に選ばれたMahogany(1990.10.1)、サセックスS(英GI)の勝ち馬と言うよりも「メイショウドトウの父」Big Stone(1990.2.8)、エクリプスS(英GI)を制したEzzoud(1989.5.6)、セントジェームズパレスS(英GI)を勝ったMarju(1988.3.12)、オイロパ賞(独GI)を2連覇したTaipan(1992.2.1)、新国のニ冠牝馬Tycoon Lil(1994.8.21)など多数のGI勝ち馬を輩出しています。日本における代表産駒は、神戸新聞杯(GII)と京成杯(GIII)を勝ち第59回皐月賞(GI)2着のオースミブライト(1996.4.10)、マイラーズカップ(GII)とセントウルS(GIII)を制したオースミタイクーン(1991.3.23)、京都4歳特別(旧GIII)を勝ったケイウーマン(1990.2.13)、函館2歳S(GIII)の勝ち馬サダムブルースカイ(1999.4.26)などがいます。ラストタイクーン自身は短距離〜マイル戦得意の馬でしたけれど、産駒には距離をこなす馬も出ていますね。
シゲルゴッドハンドの牝系は、11号族スターロッチ(1957.4.16)系。出ました、泣く子も黙るスターロッチ系。御料牧場が1926年に英国から輸入したクレイグダーロッチ(1922)系の本流を守る、日本の名牝系です。ちなみに、クレイグダーロッチは父Grosvenor(1913)の8歳時の0交配を受けており、さらに5代母がSt.Angelaですから、St.Simonと同牝系となります。閑話休題、シゲルゴッドハンドの曾祖母にはアンジェリカが見えますから、皆様お分かりですよね。アンジェリカは直仔に天皇賞・秋(GI)馬サクラユタカオー(1982.4.29)、重賞4勝を挙げた快足サクラシンゲキ(1975.3.5)を輩出しており、直孫にニ冠馬サクラスターオー(1984.5.2)を輩出しています。余談となりますが、アンジェリカは若き日の伊藤雄二調教師が管理された馬でもあります。なお、シゲルゴッドハンドにより近い近親としては、祖母マヤノポートの直仔に、阪神障害S・春(旧OP)の勝ち馬であるシゲルデッドクロス(1988.4.11)がいます。
デビュー3戦目で重賞勝ち馬2頭を振り切ったのですから能力はあります。スターロッチ系の若駒の活躍を見守りたいですね。