2002年クラシック牡馬編

(父)マヤノグレイシー
  • 栗毛
  • 1999.3.29生
  • 静内・千代田牧場生産
  • 馬主・田所祐氏
  • 栗東・坂口正大厩舎
マヤノグレイシーの4代血統表
マヤノトップガン
栗毛 1992.3.24
種付け時活性値:1.50
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963
Golden Trail 1958
アルプミープリーズ
栗毛 1981.1.26
Blushing Groom
栗毛 1974
Red God 1954
Runaway Bride 1962
Swiss
栗毛 1974
★Vaguely Noble 1965
Gala Host 1962
ライトウインズ
黒鹿毛 1992.3.13
仔受胎時活性値:1.50
<中央1勝>
ジェイドロバリー
黒鹿毛 1987.3.14
種付け時活性値:1.00
★Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961
Gold Digger 1962
Number
鹿毛 1979
Nijinsky 1967.2.21
Special 1969.3.28
ノビアボニータ
鹿毛 1981.4.5
仔受胎時活性値:0.50
<中央5勝>
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.00
Milesian 1953
Paleo 1953
ワールドハヤブサ
栗毛 1967.3.30
仔受胎時活性値:1.25
<中央4勝>
ダイハード
栃栗毛 1957
種付け時活性値:0.25
オーハヤブサ
鹿毛 1959.3.3
仔受胎時活性値:1.75
<中央5勝。第23代オークス馬>
マヤノグレイシーの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
マヤノトップガン
(Hail to Reason系)
ジェイドロバリー
(Raise a Native系)
パーソロン
(Djebel系)
ダイハード
(Nasrullah系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.50
(6歳時交配)
1.00
(4歳時交配)
1.00
(20歳時交配)
0.25
(9歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの6代孫 Phalarisの7代孫 Herod〜Tourbillon系 Nearcoの3代孫
マヤノグレイシーのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
12/128 A  x  E  A
(0.50)
6.00 父初年度産駒
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
マヤノトップガン
(ブライアンズタイム)
5.00 近親活躍馬多数
(No.12)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

秋に向けて活躍が期待できそうな3歳馬を1頭、マヤノグレイシー。坂口正大先生も、かなり力が入っているはずです。

マヤノグレイシーの配合は、母ライトウインズがその父ジェイドロバリーということもあり、長距離適性を補おうという意図を持って、マヤノトップガンが交配されたのでしょう。『父・長距離型×母父・短距離型』という、いわゆる逆パターンの配合ですが、マヤノトップガンは『Northern Dancer&Native Dancer Free』の種牡馬であるため、和合性を高めてよい結果を生み出しています。また、4代血統構成を見ると祖母父にパーソロンが配されており、Herod〜Tourbillon系の血が浄化作用の役目をなしています。

マヤノグレイシーの最優性先祖は父マヤノトップガン、形相の対象はブライアンズタイムと判断しました。マヤノトップガンは現役時代に中央で21戦8勝。その主な勝ち鞍に天皇賞・春(GI)、菊花賞(GI)、有馬記念(GI)、宝塚記念(GI)、阪神大賞典(GII)があります。疾風のごとく差し切った天皇賞・春、先行策から押し切った菊花賞、よもやの逃げ戦法だった有馬記念、横綱競馬の宝塚記念、ドンジリ強襲に驚いた阪神大賞典。そのレースぶりは変幻自在でした。また、明け4歳時の阪神大賞典における、ナリタブライアン(1991.5.3)との一騎討ちが印象に残っていらっしゃる方も多いことでしょう。2002年の3歳世代が初年度産駒となり、代表産駒には青葉賞(GII)2着のバンブーユベントス(1999.5.31)がいます。

マヤノグレイシーの牝系は、12号族ビューチフルドリーマー(1903)系。曾祖母ワールドハヤブサ、4代母オーハヤブサとくれば、血統ファンにとってはおなじみの母系ですね。↓に近親牝系図を示しておきます。

オーハヤブサ 1959.3.3 中央5勝 第23代オークス馬
|ワールドハヤブサ 1967.3.30 中央4勝
||ミスオーハヤブサ 1973.3.11 不出走
|||チヨダマサコ 1977.4.3 中央1勝
||||スリードーター 1982.5.8 中央7勝 中山牝馬S(現GIII)3着
||||ニッポーテイオー 1983.4.21 中央8勝 天皇賞・秋(GI) 安田記念(GI) マイルCS(GI)など重賞7勝
||||タレンティドガール 1984.4.27 中央4勝 エリザベス女王杯(GI)
|||カイムラサキ 1980 中央1勝
||||ローブデコルテ 1988 中央0勝
|||||ダイワテキサス 1993.4.2 中央11勝 オールカマー(GII) 中山記念(GII)など重賞5勝
||チヨダフジ 1975.3.23 中央1勝
|||リコドミンゴ 1983 不出走
||||ホーマンウイナー 1999.4.11 現役 デイリー杯2歳S(GII)2着 アーリントンカップ(GIII)2着
|||ブレイブウーマン 1985.3.24 中央4勝
||||コクトジュリアン 1992.2.27 中央7勝 クリスタルカップ(GIII) 他にオープン特別4勝
||||ブラボーグリーン 1994.5.21 中央7勝 京阪杯(GIII)
||ワールドソロン 1978.3.20 不出走
|||ミデオンルビー 1983.4.25 中央4勝
||||ナギサ 1993.5.1 中央4勝 京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII)2着
||ビクトリアクラウン 1979.3.28 中央6勝 エリザベス女王杯(GI)など重賞5勝
|||ビューチフルロマン 1986.5.28 中央6勝 関越S(OP)
||ノビアボニータ 1981.4.5 中央5勝 巴賞(OP)
|||ライトウインズ 1992.3.13 中央1勝
||||マヤノグレイシー 1999.3.29 本馬

父が秋に昇ったように、息子も続くことができるでしょうか。マヤノグレイシーの活躍、楽しみにしましょう。

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