アンバーシャダイ 鹿毛 1977.3.10 種付け時活性値:1.50 |
ノーザンテースト 栗毛 1971.3.15 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Lady Victoria 黒鹿毛 1962.2.20 |
Victoria Park 1957.5.10 | ||
Lady Angela 1944 ♀ | |||
クリアアンバー 黒鹿毛 1967.5.8 |
★Ambiopoise 鹿毛 1958 |
Ambiorix 1949 | |
Bull Poise 1948 | |||
One Clear Call 鹿毛 1960 |
Gallant Man 1954 | ||
Europa 1949 | |||
ミデオンレディー 黒鹿毛 1991.6.6 仔受胎時活性値:2.00 <中央0勝> |
アンフィールド 黒鹿毛 1979.4.13 種付け時活性値:0.75 |
Be My Guest 栗毛 1974.4.12 |
Northern Dancer 1961 |
What a Treat 1962 | |||
Mother 鹿毛 1963 |
Whistler 1950 | ||
Esmeralda 1956 | |||
ゲイトロイ 鹿毛 1981.4.23 仔受胎時活性値:0.25 <海外0勝> |
Troy 鹿毛 1976.5.25 種付け時活性値:1.00 |
Petingo 1965 | |
La Milo 1963 | |||
Gay Missile 鹿毛 1967 仔受胎時活性値:1.25 <海外10勝。現米GI1勝> |
Sir Gaylord 鹿毛 1959 種付け時活性値:1.75 |
||
Missy Baba 鹿毛 1958 仔受胎時活性値:2.00(0.00) <海外1勝> |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
アンバーシャダイ (Northern Dancer系) |
アンフィールド (Northern Dancer系) |
Troy (Fairway系) |
Sir Gaylord (Turn-to系) |
父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 |
1.50 (22歳時交配) |
0.75 (11歳時交配) |
1.00 (4歳時交配) |
1.75 (7歳時交配) |
父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 |
Northern Dancerの孫 | Northern Dancerの孫 | Phalarisの5代孫 | Nearcoの3代孫 |
8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数) |
潜在能力値 | 少ない血etc |
---|---|---|---|
8/128 | A A A A (1.00) |
8.00 | Troy |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
Sir Gaylord (ミデオンレディー) |
5.50 or 3.50 | 近親活躍馬多数 (No.3-L) |
4番仔 (2連産目) |
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
牝馬限定の2歳交流重賞・エーデルワイス賞(GIII)を制したのはトーセンリリー。アンバーシャダイの仔、まだまだ走っています。
同じアンバーシャダイの仔で2002年のコスモス賞(OP)を勝ったブランピュール(2000.4.7)のページでも述べましたが、近年のアンバーシャダイ産駒は、母父にマイラー種牡馬を持ってくると、良い結果に結びつくようです。母父アンフィールドは現役時代に8FのデズモンドS(愛GIII)とアシュフォードキャッスルS(愛GIII)、6.3FのレイルウェイS(愛GIII)を勝った短距離馬でした。トーセンリリーの配合はEclipse系を4代積み重ねた普通の配合ですが、祖母父Troyは4世代を残して夭折したレアな先祖となります。また、他の3系はいずれも北米で育まれたNearco系ですが、Troyは欧州で育まれたFairway系ですね。
トーセンリリーの最優性先祖は曾祖母父Sir Gaylord、形相の対象は母ミデオンレディーと判断しました。Sir Gaylordは現役時代に米国で18戦10勝、その主な勝ち鞍がサプリングS(現米GIII)というマイナーな成績でした。しかし、種牡馬としては自身を超える産駒を多く世に送り出しました。その代表産駒にはSir Ivor(1965.5.5)が一番手に挙げられるでしょうか。同馬は英愛仏米で走り13戦8勝。その主な勝ち鞍に英ダービー(現GI)、英2000ギニー(現GI)、ワシントンDC国際(旧米GI)、英チャンピオンS(現GI)、グランクリテリウム(現仏GI)などがあります。英ダービー9勝の偉大なレスター・ピゴットをして、「私が乗った馬の中でもっとも優れた馬」と言わしめた名馬です。Sir Ivorは日本とも関わりが深く、その直仔であるサーペンフロ(1971)は輸入種牡馬として活躍し、ランニングフリー(1983.4.20)、トーワトリプル(1986.5.1)、サーペンプリンス(1977.4.17)、メジロシートン(1981.5.1)、マルブツサーペン(1981.5.9)、ロバリアアモン(1979.4.6)、ナリタチカラ(1988.3.17)、ゴールデンアイ(1988.5.8)らの重賞勝ち馬を送り出しました。閑話休題、Sir Gaylordの他の代表産駒には、ムーランドロンシャン賞(現仏GI)を勝って優れた種牡馬となったHabitat(1966)、仏ダービー(GI)馬Scorpio(1976)、伊ダービー(現GI)馬Marracci(1976)、トーセンリリーの曾祖母であるGay Missile、キャロルハウス(1985.3.5)の父であるLord Gayle(1965)、ダンシングブレーヴの母父であるDrone(1966)などがいます。なお、言わずもがなと思いますけれど、Sir Gaylordの11歳年下の半弟が、米三冠馬Secretariat(1970.3.30)となります。また、日本には3歳年下の半弟ファーストファミリー(1962.2.24)が輸入され、天皇賞馬ホウヨウボーイ(1975.4.15)の父となりました。
トーセンリリーの牝系は米国で受け継がれている3号族。Missy Babaの系統といえば、それはもう活力のある牝系として名を馳せています。↓に簡単な(?)近親牝系図を示しておきます。
Missy Baba 1958 海外1勝 |Gay Missile 1967 米10勝 アシュランドS(現GI) ||Lassie Dear 1974.5.2 米5勝 ヴィレッジャーS(GIII) |||Weekend Surprise 1980.4.8 米7勝 スカイラーヴィルS(GIII) ゴールデンロッドS(GIII) ||||Summer Squall 1987 米13勝 プリークネスS(GI)など ||||A.P.Indy 1989.3.31 米8勝 ベルモントS(GI) BCクラシック(GI)など ||||Welcome Surprise 1997 ドッグウッドS(米GIII) |||Lassie's Lady 1981 海外2勝 ||||Bite The Bullet 1987 海外5勝 サンフォードS(米GII) |||Charming Lassie 1987 海外1勝 ||||Brulay 1995 レイルバードS(米GII) ||||Lemon Drop Kid 1996 米10勝 ベルモントS トラヴァーズS(GI)など |||Wolfhound 海外6勝 スプリントC(英GI) ラフォレ賞(仏GI) ||ゲイメセン 1975.5.16 海外5勝 サンクルー大賞(仏GI) ||Dry Fly 1977 海外3勝 |||フォティテン 1984.2.22 海外2勝 シェーヌ賞(仏GIII) ||ゲイトロイ 1981.4.23 海外0勝 |||ミデオンレディー 1991.6.6 中央0勝 ||||トーセンリリー 2000.4.4 (本馬) ||Gallanta 1982 海外3勝 |||Sportsworld 1988 海外3勝 ガリニュールS(英GII) |||Gay Gallanta 1992 海外2勝 チェヴァリーパークS(英GI) |Raja Baba 1968 米7勝 デラウェア・ヴァレーH 北米首位種牡馬 |Sooni 1970 米3勝 ||My Marchesa 1990 米6勝 |||ダイワカーソン 1997.3.28 現役 京王杯3歳S(GII) |Toll Booth 1971 海外3勝 ||Plugged Nickle 1977 海外11勝 フロリダダービー(米GI) ウッドメモリアルS(米GI)など ||Key to the Bridge 1984 海外7勝 ボウゲイH(米GIII) ||クリスティキャット 1987.5.24 海外11勝 フラワーボウルH(米GI)など |Sauce Boat 1975 米3勝 アーリントンワシントンフューチュリティ(GI) |Pennyworth 1979 海外4勝 ||Wortheroatsingold 1987 海外4勝 レディーズH(米GII)
アンバーシャダイ、満22歳時交配の活性値1.50の活力で、2歳戦から2頭のオープン馬を送り出しました。トーセンリリーのこれからの活躍を楽しみにしたいと思います。