2003年クラシック世代のGI候補生たち(牝馬編)

(父)シーイズトウショウ
  • 鹿毛
  • 2000.4.2生
  • 静内・トウショウ牧場生産
  • 馬主・トウショウ産業(株)
  • 栗東・鶴留明雄厩舎
シーイズトウショウの4代血統表
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:0.50
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964.3.10
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
★Ambiopoise 1958
One Clear Call 1960
ジェーントウショウ
鹿毛 1996.4.1
仔受胎時活性値:0.75
<中央0勝>
トウショウフリート
鹿毛 1988.4.27
種付け時活性値:1.75
★トウショウペガサス
鹿毛 1979.5.16
ダンディルート 1972.5.10
ソシアルトウショウ 1972.4.2
リバーストウショウ
栗毛 1984.6.5
★ニゾン 1975.2.21
ガールトウショウ 1975.4.21
コーニストウショウ
栗毛 1977.6.12
仔受胎時活性値:0.50
<中央0勝>
ダンディルート
栗毛 1972
種付け時活性値:1.00
Luthier 1965
Dentrelic 1965
ローズトウショウ
鹿毛 1965.4.13
仔受胎時活性値:0.75
<中央0勝>
テューダーペリオッド
栃栗毛 1957
種付け時活性値:1.75
ワカシラオキ
鹿毛 1960.4.15
仔受胎時活性値:1.00
<中央3勝>
シーイズトウショウの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
トウショウフリート
(Luthier系)
ダンディルート
(Luthier系)
テューダーペリオッド
(Hyperion系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.50
(10歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
1.00
(4歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Whaleboneの17代孫 ダンディルートの孫 ダンディルート自身 Whaleboneの11代孫
シーイズトウショウのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
11/128 A  E  E  C
(0.33)
3.63 トウショウフリート
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
トウショウフリート
(チャイナロック)
3.00 伯母シスタートウショウ
(No.3-L)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

ファンタジーSでしぶとく2着に入りました、シーイズトウショウ。↑の血統表は、中島理論使いにとって、魅惑のものですね(笑)。

シーイズトウショウの配合で目に付くのは、何と言っても、母方のダンディルート4×3のクロスです。母ジェーントウショウから見れば、3×2の強烈クロス。しかし、中島理論的には、母父トウショウフリートがその父トウショウペガサスの0交配馬であることにより、このクロスは弊害の無いものとして処理されています。また、トウショウフリートという超マイナー種牡馬を最優性先祖に持ってきたのも渋いですね。

シーイズトウショウの最優性先祖は母父トウショウフリート、形相の対象はトウショウフリートの祖母父となるチャイナロック(1953)と判断しました。トウショウフリートは現役時代に中央で11戦7勝。その主な勝ち鞍はパラダイスS(OP)、箱根S(準OP)、秋嶺S(準OP)。エエなぁ、マイナーやなぁ。トウショウフリートは、トウショウ牧場の実験的配合馬としてこの世に生を受けました。ソシアルバターフライ(1957.4.15)を3×3の牝馬クロスで持つところがポイントですね。中島理論使いとしては、父トウショウペガサスの0交配、母父ニゾンの0交配ということもあり、思わずニヤリとしてしまうところです。合わせて、トウショウフリートはその母リバーストウショウの初仔になります。また、余談となりますが、このトウショウフリートと全く同じような配合パターンをもっている馬に、バンブーパッション(1988.5.24)という同期生がいます。こちらはバンブー牧場の実験的配合馬としてこの世に生を受けました。シザラ(1955)が3×3の牝馬クロス、父バンブーアトラス(1979.4.27)の0交配、母父ジョンティオンブル(1973.4.2)の0交配というパターンは全く同じです(大笑)。

シーイズトウショウの牝系は、3号族フロリースカップ(1904)系のシラオキ(1946.4.7)分枝。↓に簡単な近親牝系図を示しておきます。

シラオキ 1946 中央9勝 日本ダービー(現GI)2着
|コダマ 1957.4.15 中央12勝 第27回日本ダービー 皐月賞(現GI) 宝塚記念(現GI) 阪神3歳S(現阪神JF、GI)など重賞8勝
|ワカシラオキ 1960.4.15 中央3勝
||ローズトウショウ 1965.4.13 中央0勝
|||トウショウロック 1971.3.30 中央7勝+地方7勝 ステイヤーズS(現GII) ダイヤモンドS(現GIII)
|||グレイトウショウ 1974.3.27 中央3勝
||||アテナトウショウ 1981.4.1 中央2勝 クイーンC(GIII)3着
|||||マチカネフクキタル 1994.5.22 中央6勝 第58回菊花賞(GI) 京都新聞杯(GII) 神戸新聞杯(GII)
|||コーニストウショウ 1977.6.12 中央0勝
||||クララトウショウ 1985.4.25 中央3勝 コスモス賞(OP)
||||エナジートウショウ 1987.4.22 不出走
|||||スカイアンドリュウ 1997.4.7 現役 京王杯SC(GII)2着
||||シスタートウショウ 1988.5.25 中央4勝 第51回桜花賞(GI)
||||トウショウオリオン 1993.3.29 中央6勝 北九州記念(GIII)
||||ジェーントウショウ 1996.4.1 中央0勝
|||||シーイズトウショウ 2000.4.2 (本馬)
|ミスアシヤガワ 1964.5.24 中央2勝
||ミスシラオキ 1975.4.26 不出走
|||ジョーディアレスト 1983.4.24 中央2勝 オークス(GI)5着
||||ジョーディシラオキ 1997.4.24 現役 チューリップ賞(GIII)
||||ヒミツヘイキ 1999.6.14 現役 ユニコーンS(GIII)
|||スターサンシャイン 1986.4.18 中央4勝 京都4歳特別(旧GIII) 毎日杯(GIII)
||レディーシラオキ 1978.4.3 中央4勝
|||キャンペンガール 1987.4.19 不出走
||||スペシャルウィーク 1995.5.2 中央10勝 第65回日本ダービー(GI) ジャパンカップ(GI) 天皇賞・春(GI) 天皇賞・秋(GI)など重賞9勝

フロリースカップ系の底力、「いざGIレース」という大舞台で侮ると痛い目にあいそうです。シーイズトウショウ、無事に歩みを進めてほしい若駒です。

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