| サッカーボーイ 栃栗毛 1985.4.28 種付け時活性値:1.50  | 
ディクタス 栗毛 1967.4.11  | 
Sanctus 黒鹿毛 1960  | 
Fine Top 1949 | 
| Sanelta 1954 | |||
| Doronic 栗毛 1960  | 
Worden 1949 | ||
| Dulzetta 1954 | |||
| ダイナサッシュ 鹿毛 1979.3.16  | 
ノーザンテースト 栗毛 1971.3.15  | 
Northern Dancer 1961.5.27 | |
| Lady Victoria 1962.2.20 | |||
| ロイヤルサッシュ 鹿毛 1966  | 
Princely Gift 1951 | ||
| Sash of Honour 1957 | |||
| ホーセンルビー 鹿毛 1988.5.13 仔受胎時活性値:0.75 <中央5勝>  | 
スイフトスワロー 鹿毛 1977.2.16 種付け時活性値:0.50  | 
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27  | 
Nearctic 1954.2.11 | 
| Natalma 1957.3.26 | |||
| Homeward Bound 栗毛 1961  | 
Alycidon 1945.3.15 | ||
| Sabie River 1949 | |||
| ストール 鹿毛 1983.5.19 仔受胎時活性値:1.00 <地方2勝>  | 
ミルジョージ 鹿毛 1975.4.12 種付け時活性値:1.75  | 
Mill Reef 1968.2.23 | |
| Miss Charisma 1967 | |||
| センターガーデン 青鹿毛 1976.4.30 仔受胎時活性値:1.50 <不出走>  | 
ラッサール 鹿毛 1969.2.28 種付け時活性値:1.50  | 
||
| シャダイセンター 鹿毛 1967.3.31 仔受胎時活性値:2.00(0.00) <中央7勝。現GIII1勝>  | 
| 父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 | 
|---|---|---|---|
| サッカーボーイ (Fine Top系)  | 
スイフトスワロー (Northern Dancer系)  | 
ミルジョージ (Never Bend系)  | 
ラッサール (Wild Risk系)  | 
| 父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 | 
| 1.50 (14歳時交配)  | 
0.50 (10歳時交配)  | 
1.75 (7歳時交配)  | 
1.50 (6歳時交配)  | 
| 父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 | 
| Whaleboneの14代孫 | Nearcoの3代孫 | Nearcoの4代孫 | Eclipseの15代孫 | 
| 8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数)  | 
潜在能力値 | 少ない血etc | 
|---|---|---|---|
| 13/128 | C  A  A  B (0.50)  | 
6.50 | ラッサール | 
| 形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? | 
| ミルジョージ (ホーセンルビー)  | 
5.25 or 3.25 | 近親ミルコウジ (No.21-A)  | 
7番仔 (7連産目)  | 
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
新潟2歳S(GIII)は惜しくも2着でしたが、サッカーボーイ産駒にまた1頭楽しみな馬が現れました。その名はヨシサイバーダイン。
ヨシサイバーダインの配合の特徴は、Eclipse系を4代積み重ねた配合でありながら、父がWhalebone14代孫のサッカーボーイ、曾祖母父がEclipse15代孫のラッサールというネオ異系マジックを組み込んだ配合であることですね。また、Northern Dancer4×3という近親交配が目に付きますが、このクロスは同馬の3代父であるPharos(1920)がグリーン0化しているため、3代のブルー0クロスとなっています。あと、Worden4×6という重厚なクロスも、なかなかお目にかかることができません。曾祖母父ラッサールの直祖父がWordenです。このクロスは、Wordenがその父Wild Risk(1940)の0遺伝馬であるため、1代のブルー0クロスとなっています。
ヨシサイバーダインの最優性先祖は祖母父ミルジョージ、形相の対象は母ホーセンルビーと判断しました。ミルジョージは現役時代に北米で2勝。ダート9ハロンのアローワンス競走を1分50秒8の好時計勝ちがある程度のマイナーな成績でしたが、祖母マタティナがナンソープS(現英GI)、キングジョージS(現英GIII)の勝ち馬という血統を嘱望され、日本で種牡馬入りしました。この馬を導入された中村畜産の慧眼が光ります。種牡馬として大成功を収め、その代表産駒には1989年の年度代表馬イナリワン(1984.5.7)、公営最強牝馬ロジータ(1986.5.26)、オークス(GI)馬エイシンサニー(1987.3.29)、宝塚記念(GI)馬オサイチジョージ(1986.4.13)、エリザベス女王杯(GI)馬リンデンリリー(1988.3.16)など多くの重賞勝ち馬を輩出しました。
ヨシサイバーダインの牝系は、21号族ゴールデンフィズ(1957)系。近親の主な活躍馬としては、まず母ホーセンルビーが挙げられるでしょうか。同馬は中央5勝。準オープンの内外タイムス杯と安達太良Sを勝ち、引退レースとなった韓国馬事会杯(OP)では2着に入りました。また、曾祖母センターガーデンの直仔に、大井の東京ダービーを制したミルコウジ(1982.5.18)がいます。あと、4代母シャダイセンターは中日新聞杯(現GIII)の勝ち馬です。比較的地味に継承されて来た牝系ですが、ホーセンルビーというつぼみから、ヨシサイバーダインという花が咲きつつありますね。
ナリタトップロード(1996.4.4)を始めとして、カッツミー(1999.4.10)、ヨシサイバーダインと重賞戦線でサッカーボーイ産駒が頑張っています。「夏に昇り、秋も頑張る」ディクタスの系統。これからも活躍を期待します。