| Caerleon 鹿毛 1980.3.27 種付け時活性値:0.25  | 
Nijinsky 鹿毛 1967.2.21  | 
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27  | 
Nearctic 1954.2.11 | 
| Natalma 1957.3.26 | |||
| Flaming Page 鹿毛 1959.4.24  | 
Bull Page 1947 | ||
| Flaring Top 1947 | |||
| Foreseer 黒鹿毛 1969  | 
Round Table 鹿毛 1954.4.6  | 
Princequillo 1940 | |
| Knight's Daughter 1941 | |||
| Regal Gream 鹿毛 1964  | 
Hail to Reason 1958.4.18 | ||
| Miz Carol 1953 | |||
| Rustic Lace 芦毛 1981 仔受胎時活性値:2.00(0.00)  | 
Rusticaro 芦毛 1975 種付け時活性値:1.25  | 
Caro 芦毛 1967  | 
フォルティノ 1959.4.19 | 
| Chambord 1955 | |||
| Rustica 芦毛 1966  | 
Ribot 1952.2.27 | ||
| Ruthin 1955 | |||
| Lacy Brief 鹿毛 1973 仔受胎時活性値:1.75  | 
★Roi Dagobert 1964 種付け時活性値:0.00  | 
Sicamble 1948 | |
| Dame d'Atour 1955 | |||
| Mizzen 1965 仔受胎時活性値:1.75  | 
★New Providence 鹿毛 1956 種付け時活性値:0.00  | 
||
| Reply 鹿毛 1951 仔受胎時活性値:1.25  | 
| 父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 | 
|---|---|---|---|
| Caerleon (Northern Dancer系)  | 
Rusticaro (フォルティノ系)  | 
Roi Dagobert (Sicambre系)  | 
New Providence (Teddy系)  | 
| 父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 | 
| 0.25 (9歳時交配)  | 
1.25 (5歳時交配)  | 
0.00 (8歳時交配)  | 
0.00 (8歳時交配)  | 
| 父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 | 
| Nearcoの4代孫 | Nearcoの5代孫 | Eclipseの16代孫 | Bend Orの9代孫 | 
| 8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数)  | 
潜在能力値 | 少ない先祖etc | 
|---|---|---|---|
| 14/128 | A  A  ★B  ★G (0.50)  | 
7.00 | Rusticaro Roi Dagobert  | 
| 形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? | 
| Rusticaro (フォルティノ)  | 
6.75 or 4.75 | ジェニュインと同牝系 (No.4-G)  | 
4番仔 | 
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
3戦3勝の芦毛馬ビワハヤヒデに初めて土をつけたのは2戦2勝の黒鹿毛馬でした、エルウェーウィン。現在では日本に数多く輸入されているCaerleon産駒として、初めてのGI制覇を成し遂げました。鞍上は『ガッツマン』南井克巳騎手。所属は栗東・坪憲章厩舎で、坪師はGI初制覇となりました。
中島理論的な解釈を行うと、4代血統構成は『Northern Dancer系×Grey Sovereign系×Prince Rose系×Teddy系』となります。Eclipse系が4代に渡り重ねられた一般的な配合ですが、祖母父Roi DagobertがEclipse分枝16代孫となります。ゆえに異系の代役を果たし、資質の固定化を図っています。また、前出Roi Dagobertと曾祖母父New Providenceが共に8歳時の0交配を与えており、先祖の数を減らして、これまた資質の固定化を図っています。母系3代に用いられている種牡馬は、いずれも日本では全くと言ってよいほど知られていないマイナーな種牡馬たちです−New Providenceは名種牡馬Storm Birdの母父として有名ですが−。競走馬たちは、自身の血統構成に持つ血脈の頻度の少なさ(多さ)を本能的に知っていますから、エルウェーウィンの場合は母方の種牡馬たちのマイナー性がよい方向に向かったと言えます。
エルウェーウィンの牝系は、4号族Reply系。この牝系から皐月賞&マイルチャンピオンシップ勝ち馬ジェニュイン、輸入種牡馬ラシアンボンド、海外の成功種牡馬Night Shift、カナダ年度代表馬Fanfreluche(牝馬)などが輩出されています。Fanfrelucheの系統からは重賞勝ち馬&種牡馬供用馬が多数輩出され、スマコバクリーク、ビッグバイキング、シアトルヒーロー、レッドアリダーなど日本でもおなじみの馬たちも出ています。活力のある名牝系です。
[余談]
「歯替わり」した3歳以降は苦戦していたエルウェーウィンですが、6歳秋のアルゼンチン共和国杯では14番人気をぶっ飛ばして3年11ヶ月ぶりの勝利を収めました。また7歳春のブラッドストーンSでも勝利するなど息の長い活躍を見せてくれました。