| トウカイテイオー(JPN) 鹿毛 1988.4.20 種付け時活性値:0.75  | 
シンボリルドルフ(JPN) 鹿毛 1981.3.13  | 
パーソロン(IRE) 鹿毛 1960  | 
Milesian(IRE) 1953 | 
| Paleo(FR) 1953 | |||
| スイートルナ(JPN) 栗毛 1972.5.4  | 
★スピードシンボリ(JPN) 1963.5.3 | ||
| ダンスタイム(GB) 1957 | |||
| トウカイナチュラル(JPN) 鹿毛 1982.5.20  | 
ナイスダンサー(CAN) 鹿毛 1969.3.6  | 
Northern Dancer(CAN) 1961.5.27 | |
| Nice Princess(USA) 1964 | |||
| トウカイミドリ(JPN) 鹿毛 1977.3.20  | 
ファバージ(GB) 1961 | ||
| トウカイクイン(JPN) 1966.4.17 | |||
| ヤマニンジュエリー(JPN) 鹿毛 1991.1.29 仔受胎時活性値:0.25 <不出走>  | 
Nijinsky(CAN) 鹿毛 1967.2.21 種付け時活性値:1.75  | 
Northern Dancer(CAN) 鹿毛 1961  | 
Nearctic(CAN) 1954.2.11 | 
| Natalma(USA) 1957 | |||
| Flaming Page(CAN) 鹿毛 1959.4.24  | 
Bull Page(USA) 1947 | ||
| Flaring Top(USA) 1947 | |||
| ティファニーラス(USA) 黒鹿毛 1983.2.28 仔受胎時活性値:1.75 <米8勝。GI2勝>  | 
Bold Forbes(USA) 黒鹿毛 1973 種付け時活性値:0.25  | 
Irish Castle(USA) 1967 | |
| Comely Nell(USA) 1962 | |||
| Sally Stark(GB) 鹿毛 1970 仔受胎時活性値:1.00 <不出走>  | 
Graustark(USA) 栗毛 1963 種付け時活性値:1.50  | 
||
| Sally Ship(USA) 鹿毛 1960 仔受胎時活性値:0.25 <米5勝。現GI2勝>  | 
| 父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 | 
|---|---|---|---|
| トウカイテイオー (Djebel系)  | 
Nijinsky (Northern Dancer系)  | 
Bold Forbes (Bold Ruler系)  | 
Graustark (Ribot系)  | 
| 父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 | 
| 0.75 (11歳時交配)  | 
1.75 (23歳時交配)  | 
0.25 (9歳時交配)  | 
1.50 (6歳時交配)  | 
| 父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 | 
| Herod〜Tourbillon系 | Nearcoの3代孫 | Nearcoの4代孫 | Eclipseの16代孫 | 
| 8代残牡先祖数 (7代残牡先祖数)  | 
4代血統構成 (資質固定指数)  | 
潜在能力値 | 少ない血etc | 
|---|---|---|---|
| 13/128 (14/64)  | 
E  A  A  B (0.50)  | 
6.50 | Bold Forbes Graustrak  | 
| 形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? | 
| Nijinsky (Northern Dancer)  | 
3.25 | 祖母が活躍馬 (No.3-C)  | 
3番仔 (2連産目)  | 
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
混戦の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を見事に差し切りました、ヤマニンシュクル。2着にヤマニンアルシオンが入り、いわゆる同馬主&同厩舎丼になりました。
ヤマニンシュクルの配合は、よく知られているブサックのPhalaris系とHerod系の返しニックスです。また、4代血統構成に用いられている父系を見ると、『Djebel系×Northern Dancer系×Bold Ruler系×Ribot系』となり、Herod1系、Phalaris2系、St.Simon1系の組み合わせにより、3種父系のミックスされた良い配合になっています。合わせて、中島理論的には、4代血統構成馬の活性値が全て別数値(0.75、1.75、0.25、1.50)となっていることもプラスですね。
ヤマニンシュクルの最優性先祖は母父Nijinsky、形相の対象はNorthern Dancerと判断しました。Nijinskyは英愛仏で13戦11勝、2着2回。その主な勝ち鞍は英ダービー(現GI)、愛ダービー(現GI)、"キング・ジョージ"(現英GI)、英2000ギニー(現GI)、英セントレジャー(現GI)、デューハーストS(現英GI)など。20世紀最後の英三冠馬になった馬です。道産子のような体型の父Northern Dancerとはまるで似つかないヨーロピアンタイプの体型をしたNijinskyは、種牡馬として主に欧州で重宝されました。その代表産駒には欧州新三冠を制したラムタラ(1992.2.2)、英愛ダービー馬シャーラスタニ(1983.3.27)、英ダービー馬Golden Fleece(1979)、ケンタッキーダービー(米GI)馬ファーディナンド(1983.3.12)、仏ダービー(GI)馬Caerleon(1980.3.27)、"キング・ジョージ"の勝ち馬イルドブルボン(1975.5.23)、英2000ギニー馬Shadeed(1982)、仏2000ギニー(GI)馬Green Dancer(1972)、BCマイル(米GI)馬ロイヤルアカデミー(1987.2.21)、BCスプリント(米GI)馬Dancing Spree(1985)、愛セントレジャー(GI)馬Niniski(1976)、日本の名種牡馬となったマルゼンスキー(1974.5.19)などなど。言わずもがなの、名馬にして名種牡馬です。なお、Nijinsky系は、近年は直父系としてよりも、母方に入って底力を与える役割を果たしています。
ヤマニンシュクルの牝系は、米国で受け継がれている3号族。近親の主な活躍馬には、まず祖母ティファニーラス。同牝馬は米国で10戦8勝。ケンタッキー・オークス(GI)、ファンタジーS(GI)、フェアグラウンズ・オークス(GIII)と重賞3勝を挙げ、米3歳牝馬王者に選出されました。繁殖牝馬として日本に導入され、クローバー賞(OP)の勝ち馬ヤマニンアリーナ(1992.4.14)、ききょうS(OP)の勝ち馬ヤマニンイデアル(1999.5.9)等を送り込んでいます。また、曾祖母Sally Starkは不出走ですが、繁殖牝馬として能力を発揮しました。ティファニーラスの7歳年上の半兄Valdez(1976)は、スワップスS(米GI)など重賞5勝を挙げ、種牡馬として供用されました。ティファニーラスの1歳年上の半姉バッフドオレンジ(1982.3.15)は日本に輸入され、札幌3歳S(GIII)を勝ったメローフルーツ(1991.3.18)、オークストライアル(GII)など重賞3勝を挙げたオレンジピール(1994.3.15)を輩出しています。近親馬の活躍時期を見ると、母系は「やや早生」という印象を受けます。
トウカイテイオーの娘、本格派の血統構成からクラシックでも頑張ってくれるでしょう。ぜひぜひ応援したい馬ですね。