2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

ビッグウルフ
  • 黒鹿毛
  • 2000.5.12生
  • 新冠・田渕牧場生産
  • 馬主・(有)ビッグ
  • 栗東・中尾正厩舎
ビッグウルフの4代血統表
アフリート
栗毛 1984.4.10
種付け時活性値:1.75
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Polite Lady
鹿毛 1977
Venetian Jester
栗毛 1964
Tom Fool 1949
Venice 1958
Friendly Ways
鹿毛 1968
★Green Ticket 1959
Ways to Learn 1962
ビッグモンロー
黒鹿毛 1994.4.19
仔受胎時活性値:1.25
<中央4勝>
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:0.50
カンパラ
黒鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
モルゲンロート
鹿毛 1987.6.5
仔受胎時活性値:1.50
<中央0勝>
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.00
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
サンライトリバー
鹿毛 1980.3.23
仔受胎時活性値:1.50
<中央4勝(平地2勝+障害2勝)>
ダストコマンダー
栗毛 1967.2.8
種付け時活性値:1.00
サンパス
鹿毛 1974.4.1
仔受胎時活性値:1.25
<中央1勝>
ビッグウルフの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
アフリート
(Raise a Native系)
トニービン
(ゼダーン系)
マルゼンスキー
(Northern Dancer系)
ダストコマンダー
(Bold Ruler系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.75
(歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Phalarisの7代孫 Nasrullahの5代孫 Nearcoの4代孫 Nasrullahの3代孫
ビッグウルフのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
15/128 x  A  A  A
(0.75)
11.25 ダストコマンダー
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アフリート
(Venetian Jester)
5.50
(No.3-L)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

大井競馬場で行われた第5回ジャパンダートダービー(統一GI)。ユートピア(2000.3.1)との一騎打ちを制しました、ビッグウルフ。

ビッグウルフの最優性先祖は父アフリート、形相の対象はアフリートの母父であるVenetian Jesterと判断しました。アフリートは現役時代に北米で15戦7勝。その主な勝ち鞍にはジェロームH(米GI)、ペンシルヴェニア・ダービー(米GII)、プレート・トライアルS(加GII)、クインストンS(加GII)、トボガンH(米GIII)があります。また、1987年の加国年度代表馬でもあります。種牡馬として米国と日本で供用され、それぞれに大成功を収めています。その代表産駒にはビッグウルフの他に、第59代桜花賞(GI)馬プリモディーネ(1996.4.5)、JBCスプリント(統一GI)の勝ち馬スターリングローズ(1997.3.20)、テストS(米GI)など米重賞7勝のTwist Afleet(1991)、トップフライトH(米GI)を勝ったFlat Fleet Feet(1993)、桜花賞TR(GII)とオークスTR(GII)を制したゴールデンジャック(1991.3.31)、CBC賞(GII)の勝ち馬リキアイアイカン(1998.2.25)、アスタリタS(米GII)など米重賞4勝のTop Secret(1993)、サンカルロスH(米GII)の勝ち馬Northern Afleet(1993)、ジャージーダービー(米GII)の勝ち馬Zuno Star(1991)、ウィザースS(米GII)の勝ち馬Blu Tusmani(1992)など重賞勝ち馬を多数送り込んでいます。

ビッグウルフの牝系は、日本の誇る3号族フロリースカップ系。ビッグウルフの5代母健宝(1959.2.20)は、ケンホウという競走名で中央4勝を挙げ、桜花賞(現GI)とカブトヤマ記念(現GIII)を勝ちました。↓にごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

健宝 1959.2.20 中央4勝 桜花賞(現GI) カブトヤマ記念(現GIII)
|フェアーカップ 1968.5.31 中央0勝
||ナリタハヤブサ 1987.4.28 中央5勝+地方4勝 帝王賞(現統一GI) フェブラリーH(当時GIII) ウインターS(当時GIII)2回
|スノーショット 1973.4.23 中央2勝
||シンウルフ 1979.5.5 中央7勝+地方1勝 スプリンターズS(現GI) 淀短距離S(OP)2回
|サンパス 1974.4.1 中央1勝
||サンライトリバー 1980.3.23 中央4勝(平地2勝+障害2勝)
|||モルゲンロート 1987.6.5 中央0勝
||||ビッグモンロー 1994.4.19 中央4勝 カーネーションC(OP)
|||||ビッグウルフ 2000.5.12 (本馬)
||||ビッグエリザベス 1998.3.23 中央2勝 チューリップ賞(GIII)3着

近親にはナリタハヤブサの名前も見える、砂に縁が深い血統です。ビッグウルフ、秋以降も息の長い活躍を期待したいですね。

[2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)]  目次へ戻る

2000〜2008  オオハシ  colorfulmelody.nakajima@gmail.com