★ サクラトウコウ 鹿毛 1981.3.11 種付け時活性値:0.00 |
マルゼンスキー 鹿毛 1974.5.19 |
Nijinsky 鹿毛 1967.2.21 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Flaming Page 1959.4.24 | |||
シル 鹿毛 1970.4.22 |
Buckpasser 1963.4.28 | ||
Quill 1956 | |||
サクラセダン 鹿毛 1972.4.13 |
★セダン 鹿毛 1955.3.9 |
Prince Bio 1941 | |
Staffa 1948 | |||
スワンズウッドグローヴ 黒鹿毛 1960 |
Grey Sovereign 1948 | ||
Fakhry 1940 | |||
ネーハイテスコ 黒鹿毛 1980.4.20 仔受胎時活性値:0.25 |
★ テスコボーイ 黒鹿毛 1963 種付け時活性値:0.00 |
Princely Gift 鹿毛 1951 |
Nasrullah 1940.3.2 |
Blue Gem 1943 | |||
Suncourt 黒鹿毛 1952 |
Hyperion 1930.4.18 | ||
Inquisition 1936 | |||
マリリン 鹿毛 1968.5.3 仔受胎時活性値:0.75 |
パーソロン 鹿毛 1960 種付け時活性値:1.75 |
Milesian 1953 | |
Paleo 1953 | |||
ライフレントゲン 鹿毛 1959.3.15 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
ハタカゼ 栗毛 1947.5.12 種付け時活性値:0.75 |
||
エスパレード 黒鹿毛 1950.6.4 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
サクラトウコウ (Northern Dancer系) |
テスコボーイ (Princely Gift系) |
パーソロン (Djebel系) |
ハタカゼ (Gainsborough系) |
父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 |
0.00 (8歳時交配) |
0.00 (16歳時交配) |
1.75 (7歳時交配) |
0.75 (11歳時交配) |
父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 |
Nearcoの5代孫 | Nearcoの3代孫 | Herod〜Tourbillon系 | Whaleboneの11代孫 |
8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数) |
潜在能力値 | 少ない先祖etc |
---|---|---|---|
1/128 | ★A ★A● E C (0.33) |
0.33 | サクラトウコウ ハタカゼ |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
パーソロン (Loika) |
5.00 or 3.00 or 1.00 | 近親に活躍馬なし (No.6-A エスサーディー系) |
6番仔 (5連産目) |
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
『光のような馬』ネーハイシーザー。同期の『白面の王者』ビワハヤヒデが1番人気、『青春野郎』ウイニングチケットが2番人気に押されるなか、勝利を収めたのは3番人気のネーハイシーザーでした。人気の両馬はそれぞれ5着、8着と敗れてしまいました−それどころか両馬ともに屈腱炎を発症し、レースの3日後には引退を発表−。ネーハイシーザーの鞍上は塩村克己騎手、所属は栗東・布施正厩舎。騎手、調教師ともに天皇賞・秋初勝利でした。レースの2着には前年に続いてセキテイリュウオーが入り、3着にはロイスアンドロイスが入りました。
ネーハイシーザーの4代血統構成は、『Northern Dancer系×Princely Gift系×Tourbillon系×Gainsborough系』となります。祖母父パーソロンがTourbillon〜Herod系ですから、異系となり血の浄化作用があります。また、父サクラトウコウが8歳時種付け、母父テスコボーイが16歳時種付けとなり、ともに「0の遺伝」を与えています。この2つの「0の遺伝」の働きにより、ネーハイシーザーの8代に残る有数値牡先祖の数は、『1/128』という極めて少ないものになりました。
ネーハイシーザーの牝系は、日本の名牝系のひとつ6号族エスサーディー系。同牝馬は1907年ごろ青森県七戸の奥羽牧場が輸入−奥羽牧場はラシカッター、ガロン、ゲイタイムなどの種牡馬を輸入した牧場としても知られています−。この牝系から輩出された近年の活躍馬にダート王ライブリマウント、ブリーダーズゴールドカップを制した天皇賞・秋2着馬カリブソング、桜花賞&オークス2着でクイーンSを勝ったユキノビジン、ウインターSの勝ち馬チェリーコウマン、朝日チャレンジカップの勝ち馬ツルマルガール、カブトヤマ記念の勝ち馬ツルマルガイセンなどがいます。ネーハイシーザーはエスサーディー系第三エスサーディー分枝、越龍系に属します。母ネーハイテスコは0勝馬。ネーハイシーザーは6番仔。祖母マリリンは2勝馬。ネーハイテスコは5番仔。曾祖母ライフレントゲンは4勝馬。3番仔に8勝を挙げ中山記念を2着したセントポール、4番仔にマリリン、5番仔に7勝を挙げ朝日杯3歳Sを2着したパワーライフを輩出しました。
デビューした年に33勝を挙げて、以後の活躍が期待された塩村克己騎手。同期の武豊騎手に勝るとも劣らない期待を背負われていましたが、2年目の終わりに落馬負傷。復帰後の低迷期に出逢った馬が、『三冠トレーナー』布施正調教師の期待馬ネーハイシーザーでした。暗闇の中を彷徨していた塩村騎手にとって、ネーハイシーザーは『光のような馬』でした。ネーハイシーザーが持つ1800m1分44秒6の走破時計は、2000年8月現在も日本レコードです。