馬番 | 馬名 (生年月日) |
Family No. |
父系 マジック |
潜在能力 | 少ない血etc |
---|---|---|---|---|---|
1 | (外)メイショウドトウ (1996.3.25) |
4 | 0 | 12.00 | Big Stone |
2 | (外)アメリカンボス (1995.4.7) |
1 | 2 | 4.50 | In Reality |
3 | [外]キャグニー (1997) |
12 | 2 | 9.50 (以下) |
Roy Campero |
4 | (市)テイエムオペラオー (1996.3.13) |
4 | 0 | 17.00 | Key to the Kingdom |
5 | トゥザヴィクトリー (1996.2.22) |
9 | 0 | 12.00 | Terrible Tiger |
6 | ジャングルポケット (1998.5.7) |
11 | 1 | 15.00 | Daryl's Joy |
7 | [外]ゴーラン (1998.2.24) |
5 | 1 | 11.25 | Chalottown |
8 | ステイゴールド (1994.3.24) |
1 | 1 | 13.50 | |
9 | [外]ホワイトハート (1995) |
14 | 1 | 10.50 | Stage door Johnny |
10 | ナリタトップロード (1996.4.4) |
18 | 1 | 6.00 | Double Jay |
11 | [外]インディジェナス (1993.4.25) |
11 | 2 | 8.00 | Marju Averof |
12 | [外]ティンボロア (1996.5.17) |
13 | 1 | 9.00 | Ragusa |
13 | [外]ウイズアンティシペイション (1995) |
11 | 1 | 12.00 | Saros Bicker |
14 | [外]パオリニ (1997) |
1 | 1 | 21.75 | Lando Zank |
15 | ダイワテキサス (1993.4.2) |
11 | 1 | 11.25 | トロメオ |
※潜在能力は数値が少ないほど大きいことを示しています。
回を重ねて第21回となりました、国際GI競走ジャパンカップ(以下、JCと略)。21世紀最初のチャンピオンに輝くのは、果たしてどの馬でしょうか。
◎ | メイショウドトウ |
○ | ステイゴールド |
▲ | ゴーラン |
△ | パオリニ |
× | ウイズアンティシペイション |
中島理論使いならば、「◎ナリタトップロード」としたいところです。しかし、無印です。中島理論の観点からは、ナリタトップロードは完全なボスタイプの馬です。直父系はHyperionを通さないGainsborough系であること、母父Affirmedの低活性値によりRaise a Native〜Native Dancerの準0化がなされていること、そしてNorthern Dancerを持っていないこと。身体能力の高さは今年の阪神大賞典でも実証されました。ですが、やはり、栗毛の同期生に打ちのめされ過ぎていますもの。渡辺薫彦騎手が、思いきって逃げるくらいのことをしなければ、テイエムオペラオーが一緒に走る限り、どのGIレースでも勝ち負けになりません。また、前走落馬負傷の後がJCでは、さすがに厳しいでしょう。心を鬼にして無印です。でも、もし勝ち負けになったら、色んな意味で泣くんやろなぁ。
◎はメイショウドトウ。天皇賞・秋は、サイレントハンターの出遅れにより、押し出されて逃げる形になりました。久々のレースで、スタート直後に不意打ちを食らって、その上テイエムオペラオーにマークされてでは大変だったでしょう。週刊競馬ブックの誌上Photoパドックで身体を見る限りにおいては、デキの上昇はうかがえます。安田伊佐夫&康彦親子の愛の結実が、国際舞台で再びなされることを期待します。そう、皆さんお忘れかも知れませんが、メイショウドトウは国際GI勝ち馬です。○はステイゴールド。日経新春杯1着、ドバイシーマクラシック1着、京都大賞典1着失格。2400m戦は実質3連勝中です。7歳秋のラストチャンス。前走でちょろっと負けたことにより人気も落ちるでしょう。気楽に乗られる時の武豊騎手はやはり恐ろしいです。秘策『左側だけブリンカー』の使用により、直線でヨレなければ勝負。▲は第193代英2000ギニー馬ゴーラン。管理されている『Sir』マイケル・R・スタウト調教師は、シングスピールとピルサドスキーで第16回と第17回を連覇されています。JCに対するノウハウは、外国陣営の中では一番でしょう。私は、外国の2400mのGI戦を勝っている馬よりも、1600mのスピードを持ち合わせている馬の方が、府中では怖いと考えます。配合パターンも、昨年3着だったファンタスティックライトと同様、『Blushing Groom系×Nijinsky系』となっていますしね。△はパオリニ。父が第15回JC勝ち馬のランド、半兄が第13回JC4着のプラティニというJC御用達血統です。独国血統の独国馬は、日本の硬い馬場に合っています。適性面では侮れない1頭です。良馬場ならば堅実に駆けてくれると考えます。×はウイズアンティシペイション。米国のターフホースはレベルの低下が叫ばれるところですけれど、血統から狙ってみたい1頭です。ええ、Matchem系の同系交配馬なんて、そうそうお目にかかれませんから。
意固地な予想は自分を苦しめるだけですけれど、いちおう、テイエムオペラオーは蹴っ飛ばしておきます。精神力で走っている馬なのに、「気力」の低下が感じられますから……。でも、左回りは右回りよりもスムーズです。あっさり勝ってくださっても何ら文句はありません。天皇賞・秋の予想を書いた時にも述べましたが、勝ち切るならば、良馬場のスピード決着でお願いしたいです。あと、ダービー馬ジャングルポケット。前出の誌上Photoパドックでは素晴らしい身体に見えます。府中でトニービン産駒、しかも鞍上はペリエ騎手。買わない手はありません。しかし、ここであっさり勝ってしまったら、角田騎手がかわいそうです(苦笑)。それに、菊花賞の予想を書いた時、「3歳牡馬がジャパンカップを勝つためには、菊花賞を捨てなければならないように思います」と、吹いてしまいましたからね。テイエムオペラオーとジャングルポケットを蹴っ飛ばす予想……、ド素人やな(大笑)。
国際GI競走でお祭り予想をしてしまいました。しかし、いずれにせよ初冬の府中。世界最速の選手権距離王者の決定戦に相応しいスピードレースを期待します。
以上、オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。