第21回ジャパンカップの馬柱

第21回ジャパンカップの馬柱
馬番 馬名
(生年月日)
Family
No.
父系
マジック
潜在能力 少ない血etc
1 (外)メイショウドトウ
(1996.3.25)
4 0 12.00 Big Stone
2 (外)アメリカンボス
(1995.4.7)
1 2 4.50 In Reality
3 [外]キャグニー
(1997)
12 2 9.50
(以下)
Roy
Campero
4 (市)テイエムオペラオー
(1996.3.13)
4 0 17.00 Key to the Kingdom
5 トゥザヴィクトリー
(1996.2.22)
9 0 12.00 Terrible Tiger
6 ジャングルポケット
(1998.5.7)
11 1 15.00 Daryl's Joy
7 [外]ゴーラン
(1998.2.24)
5 1 11.25 Chalottown
8 ステイゴールド
(1994.3.24)
1 1 13.50   
9 [外]ホワイトハート
(1995)
14 1 10.50 Stage door Johnny
10 ナリタトップロード
(1996.4.4)
18 1 6.00 Double Jay
11 [外]インディジェナス
(1993.4.25)
11 2 8.00 Marju
Averof
12 [外]ティンボロア
(1996.5.17)
13 1 9.00 Ragusa
13 [外]ウイズアンティシペイション
(1995)
11 1 12.00 Saros
Bicker
14 [外]パオリニ
(1997)
1 1 21.75 Lando
Zank
15 ダイワテキサス
(1993.4.2)
11 1 11.25 トロメオ

※潜在能力は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

回を重ねて第21回となりました、国際GI競走ジャパンカップ(以下、JCと略)。21世紀最初のチャンピオンに輝くのは、果たしてどの馬でしょうか。

< 予想 >
メイショウドトウ
ステイゴールド
ゴーラン
パオリニ
× ウイズアンティシペイション

中島理論使いならば、「◎ナリタトップロード」としたいところです。しかし、無印です。中島理論の観点からは、ナリタトップロードは完全なボスタイプの馬です。直父系はHyperionを通さないGainsborough系であること、母父Affirmedの低活性値によりRaise a Native〜Native Dancerの準0化がなされていること、そしてNorthern Dancerを持っていないこと。身体能力の高さは今年の阪神大賞典でも実証されました。ですが、やはり、栗毛の同期生に打ちのめされ過ぎていますもの。渡辺薫彦騎手が、思いきって逃げるくらいのことをしなければ、テイエムオペラオーが一緒に走る限り、どのGIレースでも勝ち負けになりません。また、前走落馬負傷の後がJCでは、さすがに厳しいでしょう。心を鬼にして無印です。でも、もし勝ち負けになったら、色んな意味で泣くんやろなぁ。

◎はメイショウドトウ。天皇賞・秋は、サイレントハンターの出遅れにより、押し出されて逃げる形になりました。久々のレースで、スタート直後に不意打ちを食らって、その上テイエムオペラオーにマークされてでは大変だったでしょう。週刊競馬ブックの誌上Photoパドックで身体を見る限りにおいては、デキの上昇はうかがえます。安田伊佐夫&康彦親子の愛の結実が、国際舞台で再びなされることを期待します。そう、皆さんお忘れかも知れませんが、メイショウドトウは国際GI勝ち馬です。○はステイゴールド。日経新春杯1着、ドバイシーマクラシック1着、京都大賞典1着失格。2400m戦は実質3連勝中です。7歳秋のラストチャンス。前走でちょろっと負けたことにより人気も落ちるでしょう。気楽に乗られる時の武豊騎手はやはり恐ろしいです。秘策『左側だけブリンカー』の使用により、直線でヨレなければ勝負。▲は第193代英2000ギニー馬ゴーラン。管理されている『Sir』マイケル・R・スタウト調教師は、シングスピールとピルサドスキーで第16回と第17回を連覇されています。JCに対するノウハウは、外国陣営の中では一番でしょう。私は、外国の2400mのGI戦を勝っている馬よりも、1600mのスピードを持ち合わせている馬の方が、府中では怖いと考えます。配合パターンも、昨年3着だったファンタスティックライトと同様、『Blushing Groom系×Nijinsky系』となっていますしね。△はパオリニ。父が第15回JC勝ち馬のランド、半兄が第13回JC4着のプラティニというJC御用達血統です。独国血統の独国馬は、日本の硬い馬場に合っています。適性面では侮れない1頭です。良馬場ならば堅実に駆けてくれると考えます。×はウイズアンティシペイション。米国のターフホースはレベルの低下が叫ばれるところですけれど、血統から狙ってみたい1頭です。ええ、Matchem系の同系交配馬なんて、そうそうお目にかかれませんから。

意固地な予想は自分を苦しめるだけですけれど、いちおう、テイエムオペラオーは蹴っ飛ばしておきます。精神力で走っている馬なのに、「気力」の低下が感じられますから……。でも、左回りは右回りよりもスムーズです。あっさり勝ってくださっても何ら文句はありません。天皇賞・秋の予想を書いた時にも述べましたが、勝ち切るならば、良馬場のスピード決着でお願いしたいです。あと、ダービー馬ジャングルポケット。前出の誌上Photoパドックでは素晴らしい身体に見えます。府中でトニービン産駒、しかも鞍上はペリエ騎手。買わない手はありません。しかし、ここであっさり勝ってしまったら、角田騎手がかわいそうです(苦笑)。それに、菊花賞の予想を書いた時、「3歳牡馬がジャパンカップを勝つためには、菊花賞を捨てなければならないように思います」と、吹いてしまいましたからね。テイエムオペラオーとジャングルポケットを蹴っ飛ばす予想……、ド素人やな(大笑)。

国際GI競走でお祭り予想をしてしまいました。しかし、いずれにせよ初冬の府中。世界最速の選手権距離王者の決定戦に相応しいスピードレースを期待します。

以上、オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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