中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1995年編)

[Notes]

『6番人気の菊花賞馬』マヤノトップガン。菊花賞を3番人気で制したマヤノトップガンが、これまで有馬記念2勝の田原成貴騎手の手綱に操られ、6番人気という低評価に反発するかのように中山の芝2500mを逃げ切りました。伊達や酔狂で菊花賞をレコード勝ちしていたわけではありませんでした。1年の末尾を飾るこの有馬記念の勝利により、マヤノトップガンは1995年の年度代表馬に選出されました。マヤノトップガンの鞍上は田原成貴騎手、所属は栗東･坂口正大厩舎、オーナーは田所祐氏、生産者は新冠・川上悦男氏。田原騎手は1983年のリードホーユー、1993年のトウカイテイオーに続き有馬記念3勝目。坂口師、田所オーナー、川上氏はともに有馬記念初勝利となりました。レースの2着には坂本勝美タイキブリザード、3着には小島太サクラチトセオーが入りました。

マヤノトップガンの4代血統構成は、『Hail to Reason系×Red God系×Hyperion系×Hyperion系』となります。Eclipse4系の配合で、Nearco2系&Hampton2系の組み合わせとなります。祖母父Vaguely NobleがWhaleboneの12代孫となるために、ネオ異系として働きます。また、マヤノトップガンの血統構成中にNorthern Dancer&Native Dancerの姿はありません。GIレースをいくつも勝てるようなチャンピオンホースの多くは、やはりアウトブリードの非Northern Dancer&Native Dancer馬であると思います。