2004年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

(市)キングカメハメハ
  • 鹿毛
  • 2001.3.20生
  • 早来・ノーザンファーム生産
  • 馬主・金子真人氏
  • 栗東・松田国英厩舎
キングカメハメハの4代血統表
Kingmambo(USA)
鹿毛 1990.2.19
種付け時活性値:0.50
Mr.Prospector(USA)
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native(USA)
栗毛 1961
Native Dancer(USA) 1950.3.27
Raise You(USA) 1946
Gold Digger(USA)
鹿毛 1962
▲Nashua(USA) 1952.4.14
Sequence(USA) 1946
Miesque(USA)
鹿毛 1984.3.14
Nureyev(USA)
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer(CAN) 1961.5.27
Special(USA) 1969
Pasadoble(USA)
鹿毛 1979
▲Prove Out(USA) 1969
Santa Quilla(FR) 1970
マンファス(IRE)
黒鹿毛 1991.2.23
仔受胎時活性値:0.25
<英0勝>
ラストタイクーン(IRE)
鹿毛 1983.5.9
種付け時活性値:1.75
トライマイベスト(USA)
鹿毛 1975.4.28
Northern Dancer(CAN) 1961
Sex Appeal(USA) 1970
Mill Princess(IRE)
鹿毛 1977
Mill Reef(USA) 1968.2.23
Irish Lass(GB) 1962
Pilot Bird(GB)
鹿毛 1983.2.9
仔受胎時活性値:1.75
<英1勝>
★Blakeney(GB)
鹿毛 1966
種付け時活性値:0.00
Hethersett(GB) 1959
Windmill Girl(GB) 1961
The Dancer(FR)
鹿毛 1977.3.31
仔受胎時活性値:1.25
<英仏3勝>
Green Dancer(USA)
鹿毛 1972
種付け時活性値:1.00
Khazaeen(GB)
鹿毛 1968
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<不出走>
キングカメハメハの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
Kingmambo
(Raise a Native系)
ラストタイクーン
(Northern Dancer系)
Blakeney
(Djebel系)
Green Dancer
(Northern Dancer系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.50
(10歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
0.00
(16歳時交配)
1.00
(4歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Phalarisの7代孫 Northern Dancerの孫 Herod〜Tourbillon系 Northern Dancerの孫
キングカメハメハのB&B理論的総括
8代残牡先祖数
(7代残牡先祖数)
4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
16/128
(9/64)
x  A  E  A
(0.50)
8.00 Blakeney
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ラストタイクーン
(Buckpasser)
5.25 or 3.25 半兄The Deputy
(No.22-D)
4番仔
(3連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

NHKマイルカップ(GI)を1分32秒5のレースレコードタイムで制しました、キングカメハメハ。飛ぶように駆け、2着馬に5馬身差をつけたそのレースぶりは、「圧巻」でした。

キングカメハメハの4代血統構成は『Kingmanbo(USA)×ラストタイクーン(IRE)×Blakeney(GB)×Green Dancer(USA)』となり、『Raise a Native系×Northern Dancer系×Tourbillon系×Northern Dancer系』の配合となります。この4代血統構成では、祖母父Blakeneyが良い味を出していますね。全体的に北米色の強いキングカメハメハの4代血統構成の中で、欧州血脈がキラリと輝いています。Tourbillon系種牡馬Hethersettを父に持つBlakeneyは英愛3勝を挙げ、その主な勝ち鞍に英ダービー(現GI)、オーモンドS(現英GIII)があります。種牡馬としても活躍し、1977年には英愛2歳首位種牡馬に輝きました。その主な代表産駒には愛ダービー(GI)馬ターナボス(1977.2.17)−ミツアキサイレンス(1997.4.20)の母父−、英オークス(GI)と愛オークス(GI)を制したJuliette Marny(1972)、英セントレジャー(GI)馬Julio Mariner(1975)、愛セントレジャー(GI)馬Mountain Lodge(1979)、ヨークシャーオークス(英GI)馬Roseate Tern(1986.3.12)、独オークス(現GI、当時GII)の勝ち馬Longa(1989)、グレートヴォルティジュールS(英GII)の勝ち馬Electric(1979)、ヨークシャーカップ(英GII)の勝ち馬Band(1980)、マッチメイカーS(米GII)の勝ち馬Hunston(1978)、ハンザ賞(独GII)の勝ち馬Roscoe Blake(1975)、リボー賞(伊GII)の勝ち馬Commodere Blake(1977)、ドルメロ賞(伊GII)の勝ち馬Three Tails(1984)、コルパ賞(伊GII)の勝ち馬Coloso(1975)、ダービートライアルS(英GIII)の勝ち馬Norfolk Air(1973)、ゴードンS(英GIII)の勝ち馬Sexton Blake(1975)、ディーS(英GIII)の勝ち馬Two of Diamonds(1976)、プリンセスロイヤルS(英GIII)の勝ち馬Believer(1979)等がいます。

キングカメハメハの牝系は、欧州で受け継がれている22号族。近親の主な活躍馬には、半兄The Deputy(1997)。同馬は英米4勝を挙げ、その主な勝ち鞍にサンタアニタダービー(米GI)、サンタカタリナS(米GII)があります。牝系をさかのぼると、カールトンF.バークH(米GI)の勝ち馬Alwuhush(1985)、ロスマンズインターナショナル(加GI)の勝ち馬Husband(1990)、カリフォルニアダービー(米GII)の勝ち馬Simply Majestic(1984)、京都ジャンプS(J・GIII)の勝ち馬ユーセイシュタイン(1996.3.27)等が牝系の別分枝系として活躍しています。

中2週で望む日本ダービー(GI)。果たして、マイル戦で見せた圧倒的な破壊力を再び見せてくれるでしょうか。いずれにしても行く末が楽しみな逸材です。

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