メイショウホムラ 鹿毛 1988.2.17 種付け時活性値:0.75 |
ブレイヴェストローマン 鹿毛 1972.5.19 |
Never Bend 鹿毛 1960.3.15 |
Nasrullah 1940.3.2 |
Lalun 1952 | |||
Roman Song 鹿毛 1955 |
Roman 1937 | ||
Quiz Song 1948 | |||
メイショウスキー 鹿毛 1981.5.26 |
マルゼンスキー 鹿毛 1974.5.19 |
Nijinsky 1967.2.21 | |
シル 1970.4.22 | |||
フェアリーテイル 鹿毛 1961.5.21 |
Sicambre 1948 | ||
Fee Royale 1947 | |||
メイショウハゴロモ 鹿毛 1993.4.13 仔受胎時活性値:1.50 <中央3勝> |
ダイナガリバー 鹿毛 1983.3.23 種付け時活性値:0.25 |
ノーザンテースト 栗毛 1971.3.15 |
▲Northern Dancer 1961.5.27 |
Lady Victoria 1962.2.20 | |||
ユアースポート 鹿毛 1972.3.7 |
バウンティアス 1958 | ||
ファインサラ 1966.4.17 | |||
メイショウエンゼル 黒鹿毛 1984.5.2 仔受胎時活性値:2.00 <中央2勝> |
テュデナム 黒鹿毛 1970.2.21 種付け時活性値:1.25 |
Tudor Melody 1956 | |
Heath Rose 1964 | |||
グリンホースメン 鹿毛 1970.5.9 仔受胎時活性値:1.25 <地方2勝> |
パーシア 鹿毛 1956 種付け時活性値:1.25 |
||
ハイポンド 栗毛 1964.4.16 仔受胎時活性値:1.25 <中央6勝> |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
メイショウホムラ (Never Bend系) |
ダイナガリバー (Northern Dancer系) |
テュデナム (Hyperion系) |
パーシア (Blandford系) |
父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 |
0.75 (11歳時交配) |
0.25 (9歳時交配) |
1.25 (13歳時交配) |
1.25 (13歳時交配) |
父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 |
Nearcoの4代孫 | Nearcoの4代孫 | Whaleboneの13代孫 | Birdcatcherの10代孫 |
8代残牝先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数) |
潜在能力値 | 少ない血etc |
---|---|---|---|
12/128 | A A C F (0.50) |
6.00 | メイショウホムラ テュデナム パーシア |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
テュデナム (メイショウエンゼル) |
6.00 | ビューチフルドリーマー系 (No.12) |
初仔 |
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
私は、秋の淀の3歳限定GIに出走するブレイヴェストローマンの孫は怖いと思います、メイショウバトラー。まさか、メイショウホムラの仔が、芝馬とはオドロキ。
こういうマイナー種牡馬の仔は、やはり気になるもので、ちょっと調べてみました。父メイショウホムラは中央で25戦10勝、2着4回、3着1回。その主な勝ち鞍にはフェブラリーH(当時GIII)、栗東S(OP)、神無月S(OP)、京葉S(OP)、武蔵野S(当時OP)があり、1993年の最優秀ダートホースに選出されました。1996年から種牡馬生活を開始しましたが、前記の成績ではなかなか種付け頭数もままならず、1996年8頭、1997年7頭、1998年5頭、1999年5頭、2000年4頭、2001年3頭という種付け頭数になっています。母メイショウハゴロモは1999年に種付けされた5頭の内の1頭という事になりますが、調べたところによると、他の肌馬から仔どもは生まれていないようです。つまり、2000年生まれのメイショウホムラ産駒は、メイショウバトラーただ1頭という事ですね。出たな、ワンホースサイアー。合わせて、配合の妙により、8代に残る牡先祖はBlack Jester(1911)、Reigh Count(1925)、St.Brideaux(1928)、Cadum(1921)、Tarquin(1901)、Osiris(1926)、Petee-Wrack(1925)、Umidwar(1931)、Blue Skies(1927)、Windsor Lad(1931)、プリメロ(1931)、ダイオライト(1927)の12頭まで減りました。祖母父テュデナムがWhalebone分枝13代孫に当たる為、ネオ異系効果により、潜在能力は『9.00』という高い数値を示しています。さらに、メイショウバトラーは母の初仔なんですよね。
さて、メイショウバトラーの最優性先祖は祖母父テュデナム、形相の対象は祖母メイショウエンゼルと判断しました。テュデナムは現役時代に英国で18戦1勝。その唯一の勝利が、ミドルパークS(英GI)でした。伊達秀和氏にそのスピードを見出されたテュデナムは種牡馬として日本に導入され、成功を収めました。その代表産駒には『影のマル地最強馬』ことセントライト記念(現GII)の勝ち馬ホスピタリティ(1979.5.16)、弥生賞(現GII)と東京4歳S(現共同通信杯、GIII)を勝ったサルノキング(1979.3.22)、神戸新聞杯(GII)と中日スポーツ賞4歳S(現ファルコンS、GIII)を制したキョウエイボーガン(1989.4.27)、中山記念(GII)とダービー卿CT(現GIII)の勝ち馬テュデナムキング(1980.6.4)、エプソムC(GIII)と京阪杯(GIII)を勝ったニホンピロブレイブ(1985.4.3)、新潟3歳S(現新潟2歳S、GIII)を制したマリキータ(1981.4.4)などがいます。代表産駒のラインナップがシブイですね。なお、言わずもがなですが、ホスピタリティとサルノキングは、テュデナムが満8歳時の0交配の年廻りで生産されています。
メイショウバトラーの牝系は、我が国が誇る12号族ビューチフルドリーマー系。このメイショウバトラーが属する分枝系は、かなり地味に世代交代がなされているようで、近親の主な活躍馬には、叔母に北海道スプリントカップ(統一GIII)2着のメイショウヒダカ(1995.3.31)がいるくらいです。
メイショウホムラの仔が、もしも芝GIで快走するようならば、それは痛快。秋華賞、楽しみにしています。
【余談】つい先日、メイショウバトラーは野分特別を制しましたけれど、母メイショウハゴロモの現役最終戦が、同じ野分特別でした。娘が2番人気で快勝したこのレース、母は11番人気で5着という結果でした。