2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

(地)タカラシャーディー
  • 鹿毛
  • 2000.3.31生
  • 静内・酒井孝一氏生産
  • 馬主・伊藤昭次氏
  • 栗東・佐々木晶三厩舎
タカラシャーディーの4代血統表
シャーディー
鹿毛 1986.5.20
種付け時活性値:1.25

Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Pas de Nom
黒鹿毛 1968
★Admiral Voyage 1959
Petitioner 1952
Unfurled
鹿毛 1974
Hoist the Flag
鹿毛 1968
Tom Rolfe 1962.4.14
Wavy Navy 1954
Lemon Souffle
黒鹿毛 1958
Johns Joy 1946
Miel 1942
オオクラダンサー
鹿毛 1986.3.7
仔受胎時活性値:1.25
<地方6勝>

ナイスダンサー
鹿毛 1969.3.6
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961
Nearctic 1954
Natalma 1957.3.26
Nice Princess
栗毛 1964
Le Beau Prince 1952
Happy Night 1957
オークラマコト
鹿毛 1973.4.20
仔受胎時活性値:1.00
<中央1勝>
ムーティエ
栗毛 1958.3.16
種付け時活性値:1.50
Sicambre 1948
Ballynash 1946
メジロマンゲツ
黒鹿毛 1962.3.10
仔受胎時活性値:0.50
<中央4勝。現GIII1勝>
ソロナウェー
鹿毛 1946
種付け時活性値:1.75
シスターサリー
黒鹿毛 1954
仔受胎時活性値:1.75
<英1勝>
タカラシャーディーの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
シャーディー
(Northern Dancer系)
ナイスダンサー
(Northern Dancer系)
ムーティエ
(Sicambre系)
ソロナウェー
(Fairway系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(13歳時交配)
0.00
(16歳時交配)
1.50
(14歳時交配)
1.75
(15歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Northern Dancerの孫 Northern Dancerの仔 Eclipseの16代孫 Phalarisの3代孫
タカラシャーディーのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
8/128 A  A  B  A
(0.66)
5.28 ソロナウェー
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ソロナウェー
(オークラマコト)
4.50 曾祖母が活躍馬
(No.1-L)
9番仔
(4連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

くすのき賞(500万下)1着の後に挑んだ共同通信杯(GIII)では惜しくも2着でした、マル地馬タカラシャーディー。

タカラシャーディーの配合の良いところは……、

  1. Northern Dancer3×3の0クロスを用いて、現在の飽和血脈の0化。
  2. ソロナウェーを4代血統構成に持つ馬は現在では少数。
  3. 祖母父ムーティエがEclipse分枝16代孫でネオ異系。

というところが、中島理論的に見た時に言えますでしょうか。8代に残る牡先祖もCavaliere d'Arpino(1926)、Apelle(1923)、Montmartin(1915)、Willonyx(1907)、Bridge of Earn(1906)、Glasgerion(1906)、Phaleron(1906)、Comedy King(1923)の8頭という少ないものになっています。

タカラシャーディーの最優性先祖は曾祖母父ソロナウェー、形相の対象は祖母オークラマコトと判断しました。ソロナウェーは現役時代に愛英で9戦6勝。その主な勝ち鞍に愛2000ギニー(現GI)、ダイアデムS(現英GII)、コークアンドオラリーS(現英GIII)、テトラークS(現愛GIII)があります。種牡馬として1957年に日本に輸入され、名種牡馬として活躍しました。その代表産駒には第32代ダービー馬キーストン(1962.3.15)、第33代ダービー馬テイトオー(1963.5.2)、第28代オークス馬ヤマピット(1964.3.29)、第26代オークス馬ベロナ(1962)、第25代桜花賞馬ハツユキ(1962)等がいます。

タカラシャーディーの牝系は1号族シスターサリー系。近親の主な活躍馬として、曾祖母メジロマンゲツ。同牝馬は京成杯(現GIII)を勝ち、朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)でも3着しました。シスターサリー系の他の分枝からは、新潟記念(現GIII)の勝ち馬でオークス(現GI)2着のナカミサファイヤ(1976.4.25)、ナカミサファイアの仔でクイーンC(GIII)の勝ち馬ナカミジュリアン(1984.5.18)、オークス2着馬ナカミアンゼリカ(1982.5.15)、エリザベス女王杯(GI)2着馬フェアダンス(1992.4.29)等が輩出されています。

シャーディー産駒といえば、チェックメイト(1995.5.10)を思い出される方もいらっしゃると思います。チェックメイトは、GIの舞台に立つ前、病に倒れてしまいました。タカラシャーディー、シャーディー産駒の先輩の分も頑張ってほしい若駒です。

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