Cozzene 芦毛 1980.5.8 種付け時活性値:0.75 |
Caro 芦毛 1967 |
フォルティノ 芦毛 1959.4.19 |
Grey Sovereign 1948 |
Ranavalo 1954 | |||
Chambord 栗毛 1955 |
Chamossaire 1942 | ||
Life Hill 1940 | |||
Ride the Trails 鹿毛 1971 |
Prince John 栗毛 1953 |
Princequillo 1940 | |
Not Afraid 1948 | |||
Wildwook 鹿毛 1965 |
Sir Gaylord 1959 | ||
Blue Canoe 1958 | |||
Monica Faye 栗毛 1988 仔受胎時活性値:0.75 <北米6勝> |
Wolf Power 芦毛 1978 種付け時活性値:0.25 |
Flirting Around 鹿毛 1971 |
★Round Table 1954 |
Happy Flirt 1958 | |||
Pandora 芦毛 1970 |
★Casabianca 1961 | ||
Blue Siren 1962 | |||
Monica Anne 栗毛 1981 仔受胎時活性値:1.50 <北米0勝> |
True Knight 黒鹿毛 1969 種付け時活性値:0.75 |
★シャトーゲイ 1960.2.29 | |
Stealaway 1963 | |||
Meadow Stream 1963 仔受胎時活性値:0.25 <北米6勝> |
Native Dancer 芦毛 1950.3.27 種付け時活性値:1.00 |
||
Golden Trail 黒鹿毛 1958.3.5 仔受胎時活性値:1.00 <米2勝> |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Cozzene (フォルティノ系) |
Wolf Power (Round Table系) |
True Knight (Hyperion系) |
Native Dancer (Sickle系) |
父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 |
0.75 (19歳時交配) |
0.25 (9歳時交配) |
0.75 (11歳時交配) |
1.00 (12歳時交配) |
父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 |
Phalarisの7代孫 | Eclipseの17代孫 | Whaleboneの13代孫 | Phalarisの4代孫 |
8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数) |
潜在能力値 | 少ない血etc |
---|---|---|---|
9/128 | A B C x (0.25) |
2.25 | Wolf Power True Knight |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
Native Dancer (Monica Faye) |
3.50 | (No.4-R) |
6番仔 (6連産目) |
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
やはり坂のあるコースでデビューした馬は強いのでしょうか、シルクブラボー。伊達や酔狂で9馬身差勝ちを収めていた訳ではありませんでした。あ、勝ったレースは新潟のオープン特別・カンナSです。これは、通年の中山開催における芙蓉Sの代わりなのかしらん。
シルクブラボーの配合は、母父のWolf Power、祖母父のTrue Knightがかなり良い味を出していますね。両馬ともにあまりお目にかかれない血です。ここら辺は流石に米国産馬、と言いたいところでしたが、生産はハヤタ夫妻になっていますから、早田光一郎氏の慧眼が光ると述べておきます。Wolf Powerは南アフリカ産で、彼の地で重賞13勝を挙げているようです。ちなみに、Wolf Powerは現在米国のゲインズウェーファームで供用されています。また、True Knightはその父シャトーゲイが日本に輸入される前の産駒で、満8歳時の0交配を受けています。その主な勝ち鞍にサバーバンH(当時米GI)、エイモリーLハスケルH(当時米GI)があります。
シルクブラボーの最優性先祖は曾祖母父Native Dancer、形相の対象は母Monica Fayeと判断しました。Native Dancerは米国で22戦21勝、2着1回。その主な勝ち鞍にプリークネスS(現GI)、ベルモントS(現GI)、トラヴァーズS(現GI)、ホープフルS(現GI)、メトロポリタンH(現GI)などなど。言わずと知れた『灰色の幽霊』、米国では『ビッグレッド』Man o'War(1917.3.29)に並ぶ、国民的アイドルホースとして知られています。種牡馬としての代表産駒にはケンタッキーダービー(現GI)とプリークネスSを制したカウアイキング(1963.4.3)、英1000ギニー(現GI)馬Hula Dancer(1960)、ケンタッキーオークス(現GI)を勝ったNative Street(1963)、フロリダダービー(現GI)の勝ち馬Native Charger(1962)、ケンタッキーダービーを1着入線も投薬違反で失格となったダンサーズイメージ(1965.4.10)、ラロシェット賞(現仏GIII)の勝ち馬タカウォーク(1961.4.7)、ボア賞(現仏GIII)の勝ち馬で仏ダービー(現GI)ではHerbager(1956)の2着だったDan Cupid(1956)、グレイトアメリカンSなど4戦4勝も2歳戦のみの出走となったRaise a Native(1961)などがいます。Native Dancerの直仔にはそれほど目立つ産駒が出た訳ではありませんが、孫の代に大物が出ました。Dan CupidからSea-Bird(1962.3.8)、Raise a NativeからMr.Prospector(1970.1.28)やAlydar(1975.3.23)、ダンシングキャップ(1968.2.5)からオグリキャップ(1985.3.27)、また牝駒であるNatalma(1957)からNorthern Dancer(1961.5.27)が生まれました。Mr.Prospector系とNorthern Dancer系の繁栄により、Native Dancerの血は世界へと広がりました。
シルクブラボーの牝系は米国で受け継がれている4号族。本馬の4代母となるGolden Trailへの早田光一郎氏の思いが見え隠れしますね。Golden Trailの孫にブライアンズタイム(1985.5.28)、サンシャインフォーエヴァー(1985.3.14)という2頭の輸入種牡馬が見えます。Golden Trailからの分枝は活躍馬目白押しの活力ある牝系です。Golden Trailからの分枝の近親活躍馬と日本に縁のある馬を↓の近親牝系図に示しておきます。
Golden Trail 1958 北米2勝 |Meadow Stream 1963 北米6勝 ||Beautiful Morning 1971 不出走 |||Fool's Prayer 1975 北米10勝 クイーンズカウンティH(GIII) ナッソーカウンティH(GIII) ||Monica Anne 1981 北米0勝 |||Monica Faye 1988 北米6勝 ||||シルクブラボー 2000.2.6 (本馬) |||Crestothetrail 1991 不出走 ||||Freedom Grest 1996 現役 サンパスカルH(米GII) グッドウッドH(米GII) |On the Trail 1964 不出走 ||Tobacco Trail 1969 北米3勝 |||Hidden Trail 1975 不出走 ||||アイドリームドアドリーム 1987.3.31 北米2勝 |||||エアデジャヴー 1995.3.27 中央2勝 クイーンS(GIII) |||||エアシャカール 1997.2.26 現役 皐月賞(GI) 菊花賞(GI) ||Darby Creek Road 1975 北米6勝 サラトガスペシャルS(GII) ||Andover Way 1978 北米9勝 トップフライトH(GI) ネクストムーヴH(GIII) |Gleaming Light 1966 北米11勝 |Java Moon 1970 北米9勝 カムリーS(GIII) |Outward Sunshine 1974 北米6勝 ||サンシャインフォーエヴァー 1985.3.14 北米8勝 バドワイザー国際(GI) ターフクラシック(GI) マンノウォーS(GI) |Kelley's Day 1977 北米5勝 ||ブライアンズタイム 1985.5.28 北米5勝 フロリダダービー(GI) ペガサスH(GI) |Autumn Glory 1978 北米6勝 エイコーンS(GI)3着 ||Glorify 1987 海外3勝 エドゥヴィル賞(仏GIII) ||Doree 1992 海外3勝 アランベール賞(仏GIII)
カンナSの快勝により、一口で出資されている馬主さんたちは夢が広がりましたね。シルクブラボー、これからも活躍して欲しいものです。