2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

(市)コスモインペリアル
  • 鹿毛
  • 2000.2.25生
  • 様似・富田恭司氏生産
  • 馬主・岡田美佐子氏
  • 美浦・清水利章厩舎
コスモインペリアルの4代血統表
タイトスポット
鹿毛 1987
種付け時活性値:1.00
His Majesty
鹿毛 1968
Ribot
鹿毛 1952.2.27
Tenerani 1944
Romanella 1943
Flower Bowl
鹿毛 1952
Alibhai 1938
Flower Bed 1946
Premium Win
鹿毛 1981
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Classic Perfection
黒鹿毛 1972
Never Bend 1960
Mira Femme 1964
イエローサファイア
鹿毛 1991.3.19
仔受胎時活性値:2.00
<不出走>

Law Society
黒鹿毛 1982
種付け時活性値:0.00
Alleged
鹿毛 1974.5.4
Hoist the Flag 1968
Princess Pout 1966
Bold Bikini
鹿毛 1969
Boldnesian 1963.4.14
Ran-Tan 1960
カーラー
鹿毛 1986.2.2
仔受胎時活性値:1.00
<海外2勝>
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961
Fairy Bridge 1975
Aunty
栗毛 1980
仔受胎時活性値:1.25
<海外1勝。GIII2着3回>
Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.50
Aunt Zara
栗毛 1972
仔受胎時活性値:1.75
<海外1勝。GIII2着>
コスモインペリアルの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
タイトスポット
(Ribot系)
Law Society
(Ribot系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
Riverman
(Never Bend系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.00
(12歳時交配)
0.00
(8歳時交配)
1.00
(4歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Ribotの孫 Ribotの4代孫 Nearcoの3代孫 Nearcoの3代孫
コスモインペリアルのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
7/128 B  B  A  A
(0.66)
4.62 タイトスポット
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
タイトスポット 6.00
(No.1-K)
5番仔
(5連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

新潟開催の芙蓉S(OP)を勝ったのは、コスモインペリアル。タイトスポット産駒のオープン勝ちって、ずいぶん久しぶりのことではないでしょうか?

コスモインペリアルの配合は、うーむ、中島理論的には見所のあるものになっていますね。父タイトスポットと母父Law Societyは同じRibot系の種牡馬ですけれど、Law Societyが母イエローサファイアに対して満8歳時の0交配を与えていることにより、タイトスポットの持つRibotとAlibhaiをオレンジ0化しています。また、タイトスポットの祖母父Never Bendは、コスモインペリアルの曾祖母父であるRivermanがNever Bendの0遺伝馬であるため、これまたオレンジ0化しています。あと、4代血統表ではNorthern Dancerのブルー0クロスが見えますね。近い代にグリーン0、オレンジ0、ブルー0を持ってきたことにより、コスモインペリアルの8代に残る残牡先祖数は『7/128』まで減りました。2001年の8月市場で取り引きされた際は『350万円』という超格安馬だったコスモインペリアル。見ている人は見ているものですね。

コスモインペリアルの最優性先祖&形相の対象は父タイトスポットと判断しました。タイトスポットは現役時代に米国で21戦12勝。芝レースに限っては12戦10勝とのこと。その主な勝ち鞍にアーリントン・ミリオン(GI)、エディリードH(GI)、アメリカンH(GII)、デルマーダービー(GII)、イングルウッドH(GII)、ラホヤH(GIII)、サンフランシスコ・マイル(GIII)があります。種牡馬として日本に輸入され、その主な産駒には京阪杯(GIII)を勝ったブラボーグリーン(1994.5.21)、ヒヤシンスS(OP)を勝ったタマモタクト(1995)がいます。同父系のアレミロード(1983.3.29)と同様に、上級馬はピリピリしたマイラー〜中距離タイプが出るようです。

コスモインペリアルの牝系は欧州で受け継がれている1号族。近親に特に目立つ活躍馬はいませんが、堅実に走るタイプが多いようです。曾祖母Auntyは1勝馬ですけれど、エドモンブラン賞(仏GIII)、エクスビュリ賞(仏GIII)、クレオパトル賞(仏GIII)でそれぞれ2着に入っています。4代母Aunt Zaraも1勝馬ですけれど、ミネルヴ賞(仏GIII)で3着に入っています。

直父系Ribot系から一発、大物が育って欲しいですね。コスモインペリアルの将来に期待します。

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