| デインヒル 鹿毛 1986.3.26 種付け時活性値:1.00  | 
★ Danzig 鹿毛 1977.2.12  | 
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27  | 
Nearctic 1954.2.11 | 
| Natalma 1957 ♀ | |||
| Pas de Nom 黒鹿毛 1968  | 
★Admiral's Voyage 1959 | ||
| Petitioner 1952 | |||
| Razyana 鹿毛 1981  | 
His Majesty 鹿毛 1968  | 
Ribot 1952.2.27 | |
| Flower Bowl 1952 | |||
| Spring Adieu 鹿毛 1974  | 
Buckpasser 1963.4.28 | ||
| Natalma 1957 ♀ | |||
| Cocotte 鹿毛 1983.2.21 仔受胎時活性値:1.75 <愛仏1勝。仏GIII2着>  | 
Troy 鹿毛 1976.5.25 種付け時活性値:1.50  | 
Petingo 鹿毛 1965  | 
Petition 1944 | 
| Alcazar 1957 | |||
| La Milo 栗毛 1963  | 
Hornbeam 1953 | ||
| Pin Prick 1955 | |||
| Gay Milly 鹿毛 1977 仔受胎時活性値:1.25 <仏英1勝>  | 
★Mill Reef 鹿毛 1968.2.23 種付け時活性値:0.00  | 
Never Bend 1960 | |
| Milan Mill 1962 | |||
| Gaily 鹿毛 1971 仔受胎時活性値:1.25 <英愛仏2勝。愛1000ギニー勝ち>  | 
Sir Gaylord 鹿毛 1959 種付け時活性値:0.75  | 
||
| Spearfish 黒鹿毛 1963 仔受胎時活性値:1.75 <米7勝。現GI勝ち>  | 
| 父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 | 
|---|---|---|---|
| デインヒル (Northern Dancer系)  | 
Troy (Fairway系)  | 
Mill Reef (Never Bend系)  | 
Sir Gaylord (Turn-to系)  | 
| 父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 | 
| 1.00 (12歳時交配)  | 
1.50 (6歳時交配)  | 
0.00 (8歳時交配)  | 
0.75 (11歳時交配)  | 
| 父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 | 
| Nearcoの4代孫 | Phalarisの5代孫 | Nearcoの3代孫 | Nearcoの3代孫 | 
| 8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数)  | 
潜在能力値 | 少ない血etc | 
|---|---|---|---|
| 10/128 | A  A  ★A  A (1.00)  | 
10.00 | Troy | 
| 形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? | 
| Troy | 6.00 | 半兄ピルサドスキー (No.11)  | 
11番仔 (空胎後)  | 
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
第5回阪神、暮れの阪神開催でデビューする新馬から1頭。その名はファインモーション。ベタベタの馬ですね。言わずと知れた第17代JC馬、ピルサドスキー(1992.4.23)の半妹ですもの。ただ、そのピルサドスキーの妹を預かるのが伊藤雄二調教師というのも、因縁というか何というか。エアグルーヴ(1993.4.6)を負かした馬の妹ですからね。
ピルサドスキーの父はDanzigの直仔であるPolish Precedent(1986)、ファインモーションの父もDanzigの直仔であるデインヒル。いわゆる、4分の3同血となる配合です。また、兄妹のそれぞれの父は、ともにDanzigが8歳時交配による0遺伝馬ですね。兄妹の最優性先祖は母父Troy。同馬は英愛仏で通算11戦8勝。第200回英ダービー、"キング・ジョージ"、ベンソン&ヘッジス・ゴールドC(現愛チャンピオンS)等に勝ちました。兄のクラシックディスタンスに対する適性は、この母父の影響が大きいのかもしれませんね。妹も芝2000mの新馬戦でデビューということですから、父よりも母方の影響が強いのでしょう。また、Troyは1980年から種牡馬として供用されましたが、供用4年目の1983年に死亡してしまいました。そのため、いわゆる『リミティド・プロダクト』の扱いを受けると考えます。母Cocotteが第3世代目となります。ちなみに、最後の第4世代目は2頭の産駒しか生まれなかったのですが、そのうちの1頭がSheer Audacity(1984)という牝馬で、第220代英ダービー馬オース(1996.4.22)の母となりました。Fairy King(1982.3.4)を父に持つオースも、母父Troyの形相を受けた馬でした。
受胎条件に関してはハッキリしたことは分かりません。いちおう、母Cocotteは1988年から1996年まで9年連続で産駒を出産していました。兄ピルサドスキーは5連産目の5番仔となります。妹ファインモーションの誕生日を見ると、1月27日という早い日付けになっています。もしかしたら、空胎や不受胎や流産などで、いったんリセットがかかったのかもしれません。もしそうならば、15歳時交配の活力ある時期ということも合わせて、かなり期待できるのではないでしょうか。
晩成型が出ているためか、種牡馬としては苦戦中のピルサドスキーです。その兄にハッパをかけるためにも、妹に奮起を期待したいところです。