2002年クラシック牡馬編

サスガ
  • 黒鹿毛
  • 1999.2.21生
  • 静内・千代田牧場生産
  • 馬主・市川義美氏
  • 美浦・藤沢和雄厩舎
サスガの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparanasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ダボナアンビション(USA)
鹿毛 1990.3.15
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<不出走>
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
種付け時活性値:1.75
Bold Reasoning
黒鹿毛 1968.4.29
Boldnesian 1963.4.14
Reason to Earn 1963
My Charmer
鹿毛 1969.3.25
Poker 1963.3.20
Fair Charmer 1959.2.3
ダボナゴールド(USA)
黒鹿毛 1983.4.10
仔受胎時活性値:1.50
<米3勝>
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:1.00
★Raise a Native 1961
Gold Digger 1962
Davona Dale
鹿毛 1976.5.14
仔受胎時活性値:1.50
<米11勝。米3歳牝馬王者>
Best Turn
黒鹿毛 1966
種付け時活性値:0.25
Royal Entrance
1965
仔受胎時活性値:0.50
<米7勝>
サスガの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
Seattle Slew
(Bold Ruler系)
Mr.Prospector
(Raise a Native系)
Best Turn
(Turn-to系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.00
(12歳時交配)
1.75
(15歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
0.25
(9歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Turn-toの3代孫 Nearcoの5代孫 Phalarisの6代孫 Turn-toの仔
サスガのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
14/128 A  A  x  A
(0.75)
10.50 Best Turn
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Seattle Slew
(My Charmer)
5.50 or 3.50 全兄ヒダカサイレンス
(No.3-L)
?
(少なくとも5連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

中山の500万特別、葉牡丹賞を2分1秒1のレコードタイムで差し切り勝ちしましたサスガ。名前の通り、流石の切れ味でした(←ベタ過ぎて、寒っ)。

サスガの最優性先祖は母父Seattle Slew。同馬は現役時代に米国で17戦14勝。米国競馬史上10頭目の三冠馬です。また、「米国競馬史上、初めて無敗で三冠を達成した馬」としても知られています。競走成績は言うまでもなく、種牡馬成績も素晴らしいです。A.P.Indy(1989.3.31)、Swale(1981)、Slew o'Gold(1980)、Seattle Song(1981)、Capote(1984)、Slewpy(1980)、Septieme Ciel(1987)などGI勝ち馬は枚挙に暇がありません。日本でもダンツシアトル(1990.5.13)、タイキブリザード(1991.3.12)、ヒシナタリー(1993.2.16)、マチカネキンノホシ(1996.4.2)などが重賞勝ち馬となっています。また、母父としてはヒシアケボノ(1992.2.27)、シーキングザパール(1994.4.16)などを送り込んでいます。ちなみに、Seattle SlewとMr.Prospectorの牝系は、同じ13号族Frizette(1905)の系統となります。それ故にサスガは、Myrtlewood(1932)という牝馬のクロスを7×7で持っています。また、このFrizette系からはTourbillon(1928)やパーソロン(1960)も輩出されました。名繁殖族と言えますね−その一方では、「ジャージー規則」を呼び込んだ牝系としても知られています−

サスガ自身の牝系は、米国で育まれている3号族。サスガの全兄弟にはヒダカサイレンス(1997.2.14)、アルメナーラ(1998.2.17)がいます。特にヒダカサイレンスは新馬、エリカ賞と連勝した時に「クラシック候補!」と騒がれましたが、結局は故障、果てには去勢され、最近障害入りしてしまいました……。サスガの近親活躍馬は、曾祖母Davona Daleとなりますね。同牝馬は米国で18戦11勝。その主な勝ち鞍にはCCAオークス(GI)、ケンタッキーオークス(GI)、マザーグースS(GI)、エイコーンS(GI)、ファンタジーS(GI)等があり、米国3歳牝馬王者に選ばれました。また、米国は重賞レース名に人名、馬名を付けることに抵抗がないのか、『Davona Dale Stakes』という名前で、毎年2月下旬、3歳牝馬限定のGIIレースが行なわれているようです。牝系を遠くさかのぼれば、7代母Hydroplane(1938)から、『Teddy系繁栄の最後の象徴』Citation(1945.4.11)が輩出されています。

クラシック路線に乗ることの大変さは、兄ヒダカサイレンスが身を持って教えてくれました。果たして、サスガは全兄の仇討ちができるでしょうか。とりあえず、無事に行ってください。

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