★ Woodman 栗毛 1983.2.17 種付け時活性値:0.00 |
Mr.Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 栗毛 1961.4.18 |
Native Dancer 1950.3.27 |
Raise You 1946 | |||
Gold Digger 鹿毛 1962.5.28 |
Nashua 1952.4.14 | ||
Sequence 1946 | |||
プレイメイト 栗毛 1975.4.12 |
Buckpasser 鹿毛 1963.4.28 |
Tom Fool 1949.3.31 | |
Busanda 1947 | |||
Intriguing 栗毛 1964 |
Swaps 1952.3.1 | ||
Glamour 1953 ♀ | |||
Mysteries 鹿毛 1986 仔受胎時活性値:1.25 |
Seattle Slew 黒鹿毛 1974.2.15 種付け時活性値:0.75 |
Bold Reasoning 黒鹿毛 1968.4.29 |
Boldnesian 1963.4.14 |
Reason to Earn 1963 | |||
My Charmer 鹿毛 1969.3.25 |
Poker 1963.3.20 | ||
Fair Charmer 1959.2.3 | |||
Phydilla 鹿毛 1978 仔受胎時活性値:1.75 |
★Lyphard 鹿毛 1969 種付け時活性値:0.00 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Goofed 1960.3.29 | |||
Godzilla 鹿毛 1972 仔受胎時活性値:1.25 |
Gyr 栗毛 1967 種付け時活性値:1.00 |
||
Gently 芦毛 1962 仔受胎時活性値:0.25 |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Woodman (Mr.Prospector系) |
Seattle Slew (Bold Ruler系) |
Lyphard (Northern Dancer系) |
Gyr (Native Dancer系) |
父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 |
0.00 (8歳時交配) |
0.75 (11歳時交配) |
0.00 (8歳時交配) |
1.00 (4歳時交配) |
父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 |
Native Dancerの3代孫 | Nearcoの5代孫 | Nearcoの3代孫 | Native Dancerの3代孫 |
8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数) |
潜在能力値 | 少ない先祖etc |
---|---|---|---|
8/128 | ★x A ★A x (0.50) |
4.00 | Gyr |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
Gyr | 4.50 | 半弟アグネスワールド (No.6-B) |
2番仔 (2連産目) |
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
『短距離の横綱(になるはずだった)』ヒシアケボノ。勝ち時計は1分8秒1。前半600mはスプリンターズSらしく32秒9の速いラップ。後半600mが35秒2とやや時計のかかったこの1200m戦を制したのは、3歳馬ヒシアケボノでした。白いシャドーロールをつけた黒鹿毛の巨漢馬は、冬の中山の芝を揺らすように走り、集団6番手から好位差ししました。馬体重560kgでの勝利は、JRAGI史上最高馬体重での勝利でした。ヒシアケボノの鞍上は角田晃一騎手、所属は栗東・佐山優厩舎、オーナーは阿部雅一郎氏、生産者は米国・スウェットナム・スタッド。なお、レースの2着には横山典弘騎手騎乗のビコーペガサス、3着にはオリビエ・ペリエ騎手騎乗のソーファクチュアル(UAE)が入りました。
ヒシアケボノの4代血統構成は、『Raise a Native系×Bold Ruler系×Northern Dancer系×Native Dancer系』となります。4系いずれもEclipse系〜Phalaris系の近親どうしの配合となり、やや一本調子の配合という印象を持ちます。しかし、父ウッドマンの0交配−ヒシアケボノは2月27日と早い生まれですが、父ウッドマンも2月17日と早い生まれです−、祖母父Lyphardの0交配と近い代で0遺伝が現れ、8代に残る有数値牡先祖数は『8/128』と少ない値になりました。形相遺伝的には曾祖母父Gyrの栗毛を受けるはずですが、母父Seattle Slewがホモ鹿毛の種牡馬のようで、ヒシアケボノは黒鹿毛の毛色に出ました。
ヒシアケボノの牝系は、6号族Be Careful(英国産)系。母Mysteries(米国産)は英国で0勝ですが、ムシドラS(GIII)3着があります。初仔My Sea Castlesは米国でクリプセッタS(準重賞)など4勝を挙げました。ヒシアケボノは2番仔となります。そして5番仔にジュライC(英GI)、アベイユドロンシャン賞(仏GI)、CBC賞(GII)、全日本3歳優駿(GII)、函館3歳S(GIII)などを勝っている国際GI勝ち馬アグネスワールドが出ています。同馬はNorthern Dancerの直仔であるDanzigが17歳時交配(活性値:0.25)の産駒です。しかし、母方の持つLyphardの0遺伝に助けられてNorthern Dancer2×4のクロスを無弊害化しています。ちなみに、8代に残る有数値牡先祖数は『8/128』で兄と同数値です。祖母Phidilla(仏国産)は仏国で出走しクインシー賞(GIII)、エクリプス賞(GIII)など4勝を挙げて、仏3歳牝馬チャンピオンに選ばれました。Mysteriesは3番仔となります。曾祖母Godzilla(英国産)は伊国と英国で5勝。Phidillaは2番仔となります。6番仔Colchisは英国で1勝、ゴードンS(GIII)2着とグレート・ヴォルティジュールS(GII)3着があります。不受胎後の7番仔Observation Postは英愛仏で2勝、愛ダービー(GI)&コロネーションC(英GI)&ダンテS(英GII)で2着となりました。8番仔Ernaniは仏愛米で3勝、シェーヌ賞(仏GIII)2着とラ・サラマンドル賞(仏GI)3着があります。9番仔Lilian Baylissは英米で2勝、ネルグイン賞(英GIII)3着があります。12番仔ラヴィッスマンはJRA5勝。そして、14番仔にスワンS(GII)、ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)など6勝を挙げている現役馬ロイヤルスズカがいます。同馬はGodzillaが20歳時交配の仔どもでした。4代母Gently(英国産)は英国でネルグインS(GIII)など2勝。Godzillaの1歳年上の姉であるGreedy of Gainの直仔に、グラン・クリテリウム(伊GI)、マルレ賞(仏GII)などを勝ったGrease、ウンブリア賞(伊GIII)、クリテリウム・ナチオナーレ(伊GIII)などを勝ったGodotがいます。5代母Be Carefulは英国で4勝。主な勝ち鞍にシャンペンS(現GII)、ジムクラックS(現GII)。