第62回オークスの馬柱

第62回オークスの馬柱
馬番 馬名
(生年月日)
Family No. 父系
マジック
潜在能力 少ない血etc
1 ローズバド
(1998.3.27生)
1-W 0 18.00 母の初仔
2 ネームヴァリュー
(1998.3.3生)
19-B 3 1.25 Honour and Glory
Summer Tan
3 リキセレナード
(1998.3.29生)
A13 1 13.50 Noholme
4 ポイントフラッグ
(1998.3.23生)
16-H 1 10.50 トライバルチーフ
5 オイスターチケット
(1998.3.27生)
3-L 1 10.50 タリヤートス
6 サクセスストレイン
(1998.4.9生)
7-C 0 9.00 Bald Eagle
7 ムーンライトタンゴ
(1998.3.27生)
13-E 1 14.25 ダストコマンダー
8 ダイワルージュ
(1998.5.4生)
4-D 1 8.25 Crimson Satan
Beau Max
9 サマーキャンドル
(1998.3.18生)
1-N 1 9.00 Forli
10 ハッピーパス
(1998.6.3生)
4-D 1 12.00 ポッセ
High Top
11 オイワケヒカリ
(1998.2.26生)
13-A 1 12.00 プロント
12 テイエムオーシャン
(1998.4.9生)
12 0 9.00 リヴリア
イーグル
13 レディパステル
(1998.4.26生)
1-L 1 9.75 Dr.Fager
14 モットヒカリヲ
(1998.5.19生)
14-C 1 13.50 Hugh Lupus
15 ブライアンハニー
(1998.3.20生)
1-L 2 2.50 Sallymount
16 アスクコマンダー
(1998.4.2生)
16-A 0 16.00 母の初仔
17 シェリルウーマン
(1998.4.30生)
4-N 1 4.50 Shantung
18 アデレードシチー
(1998.4.3生)
4-M 0 13.00 父初年度産駒

※潜在能力は数値が少ないほど大きいことを示しています。

オークス展望

過去のオークスを振り返ると、同一種牡馬の仔のワンツーフィニッシュは、第7回(1946年)の1着ミツマサ&2着トヨトシ(両馬の父は月友)まで遡らなければなりません。以後、半世紀以上に渡り、別種牡馬の仔どもが1着と2着を分け合っています。果たして、偶然なのでしょうか。今年のオークスでは、ローズバド、ダイワルージュ、ハッピーパスの3頭が同じサンデーサイレンス産駒となります。これらの組み合わせは、あっても2着3着までと思います。さらに視野を広げると、サンデーサイレンス産駒の種牡馬であるダンスインザダークの仔が2頭、ムーンライトタンゴとオイワケヒカリが今年のオークスに出走しています。18頭中5頭がサンデーサイレンス系。牝馬は、ハーレムの状態をよく知っているはずですから、今年は遠慮をすると私は思っています。

サンデーサイレンス系を軽視したら、テイエムオーシャン以外は人気の薄いところが中心です。ネームヴァリュー、リキセレナード、ポイントフラッグ、オイスターチケット、サクセスストレイン、サマーキャンドル、テイエムオーシャン、レディパステル、モットヒカリヲ、ブライアンハニー、アスクコマンダー、シェリルウーマン、アデレードシチー。いずれも単騎出走となる種牡馬の仔どもたちです。これら13頭の中から勝負馬を抽出したいと思います。

1番人気馬・テイエムオーシャンの取捨は、難しいところです。1200mの新馬戦の後に挑んだ1800mの札幌3歳Sでは、逃げて0秒3差の3着となっています。レコード決着だった札幌3歳Sのペースを作ったのはテイエムオーシャンでした。おのがペースで行ければ、2400mでも乗り切れる気がします。「祖母エルプスの血」、「生真面目なダンシングブレーヴ産駒の3歳春」という2点は気掛かりですが、身体能力は他馬と比べると2枚くらい上です。

クイーンカップを制した時と同じ3枠6番というゲンの良い枠を引いたサクセスストレイン。桜花賞は消化不良のレースぶりでした。左回りの重賞を勝ち、なおかつメンバー中3頭しかいない3勝以上馬の1頭となります。桜花賞時はマイナス体重だった馬体も回復していると思います。長距離輸送がない点も有利に運ぶと考えます。「1発大物食いのCozzene系」らしさを見せてくれることを期待します。

中1週の間隔で挑んだフローラSが2着だったレディパステル。料的遺伝値の総和が2.75という弱小な値である同馬が、中3週で臨めるオークス本番。飼葉食いも良く、万全の体調で臨めそうです。あとは、鞍上のケント・デザーモ騎手の脳裏に「1993年のJCにおけるコタシャーン騎乗時のゴール板誤認事件」が、府中の芝2400mという舞台で蘇らないように祈ります。

ナリタブライアンの遺児であるブライアンハニー。ゆきやなぎ賞を勝った後で臨んだ忘れな草賞。料的遺伝値の総和が3.25という弱小な値の同馬にとっては、「激しい競り合い勝ちの後」という厳しい条件のレースでした。今回は、勝負になるだけの体力を持ち合わせているはずです。

シェリルウーマン、サマーキャンドルの2頭も押したいのですが、前者はやや勝ち味に遅いマイラー形質馬、後者は中1週のGI連続出走というところが引っ掛かります。この2頭は秋に期待します。

案外順当な予想となってしまいましたが、「テイエムオーシャン、サクセスストレイン、レディパステル、ブライアンハニー」の4頭で勝負してみたいと思います。潜在能力の数値が上位の馬で、調子の良い馬か適性の高い馬を選んだだけです。4頭のBOXをワイドで買うという、弱気な勝負を挑むつもりです(苦笑)。

以上、『結局は自分のPO馬であるサクセスストレインを応援してしまう』オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

[追記]
皇室とのつながりを強調したがるJRAさんですから、時事ネタに反応して「皇太子様と雅子様がご成婚された1993年以来8年ぶりのニ冠達成」とか「雅子様がご懐妊されました。待望の初子」で、母の初仔であるローズバドやアスクコマンダーが激走したり……、難癖をつけなくてもありそうな結果ですね(笑)。

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