★ シアトルダンサーII 鹿毛 1984.4.22 種付け時活性値:0.00 |
★ Nijinsky 鹿毛 1967.2.21 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Flaming Page 鹿毛 1959.4.24 |
Bull Page 1947 | ||
Almahmoud 1947 | |||
My Charmer 鹿毛 1969.3.25 |
Poker 鹿毛 1963.3.20 |
★Round Table 1954.4.6 | |
Glamour 1953.4.2 | |||
Fair Charmer 栗毛 1959.2.3 |
Jet Action 1951 | ||
Myrtle Charm 1946 | |||
Patently Clear(USA) 鹿毛 1988 仔受胎時活性値:1.00 <愛米3勝> [母の2番仔] |
Miswaki 栗毛 1978 種付け時活性値:0.25 |
Mr.Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961 |
Gold Digger 1962 | |||
Hopespringseternal 栗毛 1971 |
Buckpasser 1963.4.28 | ||
Rose Bower 1958 | |||
Badge of Courage(USA) 鹿毛 1983 仔受胎時活性値:1.00 <不出走> [母が2年連続不受胎後の8番仔] |
Well Decorated 黒鹿毛 1978 種付け時活性値:1.00 |
Raja Baba 1968 | |
Paris Breeze 1971 | |||
Tamerett(USA) 黒鹿毛 1962 仔受胎時活性値:1.00 <米4勝> |
Tim Tam 黒鹿毛 1955 種付け時活性値:1.50 |
||
Mixed Marriage 鹿毛 1952 仔受胎時活性値:0.25 |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
シアトルダンサーII (Northern Dancer系) |
Miswaki (Mr.Prospector系) |
Well Decorated (Bold Ruler系) |
Tim Tam (Tom Fool系) |
父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 |
0.00 (8歳時交配) |
0.25 (9歳時交配) |
1.00 (4歳時交配) |
1.50 (6歳時交配) |
父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 |
Nearcoの4代孫 | Phalarisの7代孫 | Nearcoの4代孫 | Phalarisの4代孫 |
8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数) |
潜在能力値 | 少ない先祖etc |
---|---|---|---|
7/128 | ★A x A y (0.33) |
2.31 | Tim Tam Northern Dancer0化 |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
Tim Tam (Gaga) |
3.25 | Known Factと同牝系 (No.2-F) |
初仔 |
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
『初代王者』タイキフォーチュン。内国産馬も出走することは出来ますが、実際には外国産3歳馬のためのGIレースであるNHKマイルカップ。府中の芝1600mで行われるこのレースの、栄えある第1回勝ち馬となったのは、誕生日が出走馬中5番目に早い2月9日生まれの米国産馬タイキフォーチュンでした。レースは前半の800mが45秒1、1000mの通過が56秒7で流れるという超ハイペース。この乱ペースでは先行馬たちが粘れるはずもなく、好位差しに出たタイキフォーチュンが直線で力強く抜け出してきました。青の帽子に「緑、白星散、袖白縦縞」の勝負服を鞍上に、緑のシャドーロールの鹿毛馬が、全身を一杯に使って府中のマイル戦を先頭で駆けました。勝ち時計は、3歳春のサラブレッドとしては驚異的な1分32秒6。オグリキャップのコースレコードに0秒2差という好時計でした。タイキフォーチュンの鞍上は柴田義臣騎手。これで府中のGI3勝目となりました。所属は美浦・高橋祥泰(よしやす)厩舎、オーナーは(株)大樹ファーム、生産は米国・タイキファーム。この3者ともにGI初制覇となりました。なお、レースの2着には1月22日生まれのツクバシンフォニー、3着には3月25日生まれのゼネラリストが入りました。1番人気に押された4月13日生まれのファビラスラフインは14着に敗れてしまいました。
タイキフォーチュンの4代血統構成は、『Northern Dancer系×Mr.Prospector系×Bold Ruler系×Tom Fool系』となります。4系いずれもPhalaris分枝系となります。やや一本調子な配合ですが、4代血統構成馬の活性値がそれぞれ『0.00、0.25、1.00、1.50』と別数値にあることにより、近親性の弊害を小さくして知的素質の向上を図っています。
さて、ここで問題となるのは、タイキフォーチュンが父シアトルダンサーIIから受けた活性値が『0.00 or 2.00』のどちらであるかということです。父シアトルダンサーIIは1984年4月22日生まれです。一方、タイキフォーチュンは先述の通り1993年2月9日生まれです。ゆえに、タイキフォーチュンの母Patently Clearに対する推定種付け日は1992年3月9日となります。この時、すでにシアトルダンサーIIの活性値が最低値の0.00に戻っていたのか、それとも最高値の2.00のままだったのか……。
『8代残牡先祖数理論』的には、もし活性値2.00だったとしても、『8/128』となって『7/128』と大差はありません。父シアトルダンサーII自身がその父Nijinsky−同馬は1967年2月21日生まれ−の16歳時交配による0遺伝馬であることにより、多数の先祖が減るからです。ただし、形相遺伝的には大きく変化します。もし活性値が2.00ならば、タイキフォーチュンの最優性先祖はもちろん父シアトルダンサーIIとなり、形相は父母My Charmerとなります。
↓タイキフォーチュンの近親牝系図を示しておきます。
Mixed Marriage 1952 |エタン 1961 1勝 |Tamerett 1962 米4勝 ||Temtam 1969 米11勝 ユナイテッド・ネイションズH(GI)など重賞5勝 ||Terete 1972 米6勝 シネマH(GII) ||Taminette 1973 米2勝 |||Tappiano 1984 スピナウェイS(米GI)など重賞8勝 |||エーピージェット 1989 京成杯(GIII) 米国で種牡馬入り ||Known Fact 1977 英仏5勝 英2000ギニー(GI)など重賞4勝 ||Secrettame 1978 米6勝 |||Gone West 1984 米6勝 ドワイヤーH(GIなど重賞3勝 |||Lion Cavern 1989 英仏米5勝 トゥルーノースH(米GII)など重賞3勝 ||Badge of Courage 1983 不出走 |||Patently Clear 1988 愛米3勝 ||||タイキフォーチュン 1993.2.9 4勝 NHKマイルカップ(GI) 毎日杯(GIII) ||||タイキダイヤ 1996.4.1 クリスタルカップ(GIII) |||True Hero 1990 英2勝 クラシック・トライアルS(GIII)
第1回NHKマイルカップ出走全馬の誕生日。
1、2月生まれを合わせると6頭いることが分かります。それらはすべて外国産馬です。単純に「仕上がり早」ということではなく、外国では繁殖シーズンが日本より長いということの現れですね。日本では通常「3月10日〜7月10日の4ヶ月間」が種付け期間ということです。