チーフベアハート 栗毛 1993.2.1 種付け時活性値:1.50 |
Chief's Crown 鹿毛 1982 |
Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Pas de Nom 1968 | |||
Six Crowns 栗毛 1976 |
Secretariat 1970.3.30 | ||
Chris Evert 1971 | |||
Amelia Bearhart 栗毛 1983 |
Bold Hour 黒鹿毛 1964 |
Bold Ruler 1954.4.6 | |
Seven Thirty 1958 | |||
Myrtlewood Lass 鹿毛 1972 |
Ribot 1952.2.27 | ||
Gold Digger 1962 | |||
カガミアスカ 栗毛 1990.4.24 仔受胎時活性値:0.25 <中央4勝> |
General Assembly 栗毛 1976 種付け時活性値:1.25 |
Secretariat 栗毛 1970 |
Bold Ruler 1954 |
Somethingroyal 1952 | |||
Exclusive Dancer 芦毛 1967 |
★Native Dancer 1950.3.27 | ||
Exclusive 1953 | |||
クリスタルレイル 鹿毛 1980.3.5 仔受胎時活性値:0.25 <北米4勝> |
Great Above 黒鹿毛 1972 種付け時活性値:1.75 |
Minnesota Mac 1964 | |
Ta Wee 1966 | |||
T.V.Actress 栗毛 1968 仔受胎時活性値:0.75 <北米2勝> |
T.V.Lark 鹿毛 1957 種付け時活性値:0.50 |
||
Petite Patootie 鹿毛 1964 仔受胎時活性値:0.75 |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
チーフベアハート (Northern Dancer系) |
General Assembly (Bold Ruler系) |
Great Above (Himyar系) |
T.V.Lark (Nasrullah系) |
父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 |
1.50 (6歳時交配) |
1.25 (13歳時交配) |
1.75 (7歳時交配) |
0.50 (10歳時交配) |
父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 |
Nearcoの5代孫 | Nasrullahの3代孫 | Whaleboneの15代孫 | Nasrullahの孫 |
8代残牡先祖数 | 4代血統構成 (資質固定指数) |
潜在能力値 | 少ない血etc |
---|---|---|---|
19/128 | A A z ◆A (0.66) |
12.54 | 父初年度産駒 |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
Great Above (カガミアスカ) |
2.00 | (No.1-J) |
5番仔 (5連産目) |
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
函館2歳Sでしぶとく2着に入りました、トーホウアスカ。ダテに阪神の坂をこなしていなかったということでしょうか。それにしても、いまさら気付いたのですが、父チーフベアハートの母はAmelia Bearhartという名前なんですね。これって、Amelia Earhartのもじりなのかしらん。
トーホウアスカの配合の特徴として4代血統表で目に付くのは、Secretariat4×3の近親交配でしょう。このクロスは、Secretariatの直祖父であるNasrullah(1940.3.2)がオレンジ0化されているため、2代のブルー0クロスとして処理されています。合わせて、Bold Ruler5×4×4のクロスも、1代のブルー0クロスとして処理されています。また、曾祖母父に配されているT.V.Larkがオレンジ0化されていますが、これは父父であるChief's Crownの曾祖母父に配されたT.V.Larkが満8歳時の0交配を与えているために生じています(T.V.Larkは6×4のクロス)。このT.V.Larkの0交配というのが1つのポイントですね。もともと、T.V.Larkの父Indian Hemp(1949)がNasrullah満8歳時交配の0遺伝馬であるため、Nasrullahの0クリア化ができる強みがあるのですが、より近い代でリフレッシュされることになりますからね。
トーホウアスカの最優性先祖は祖母父Great Above、形相の対象は母カガミアスカと判断しました。Great Aboveは現役時代に北米で63戦13勝。その主な勝ち鞍はポーモノクH(米GIII)のみというマイナーな成績です。しかし、母が米短距離王者2回のTa Wee(1966)、伯父に『世紀の快速馬』Dr.Fager(1964.4.6)という血統を嘱望されて米国で種牡馬入りました。そんな「お家柄」だけで種牡馬入りしたGreat Aboveの送り出した最高傑作が、1994年の米年度代表馬Holy Bull(1991)となります。馬産の中心地ではないフロリダ州で産声をあげたHoly Bullでしたが、通算戦績は米国で16戦13勝という素晴らしいものでした。その主な勝ち鞍にトラヴァーズS(GI)、メトロポリタンH(GI)、ハスケル招待H(GI)、ウッドワードS(GI)、フロリダダービー(GI)、フューチュリティS(GI)など。父Great Aboveにブリーダーズカップ登録がなかったために出走はなりませんでしたが、トラヴァーズSでConcern(1991)−後のブリーダーズカップ・クラシック(GI)勝ち馬−、ニ冠馬タバスコキャット(1991)を切って捨てたその実力から、「ブリーダーズカップ・クラシックに出走していれば、まず優勝していただろう」と言われました。Great Aboveの他の代表産駒として、カーターH(米GII)を制したLove that Mac(1982)、ベドロージズH(米GIII)の勝ち馬Nany(1980)、モーヴェンS(米GIII)を勝ったGreat Smoke(1984)などがいます。
トーホウアスカの牝系は、米国で受け継がれている1号族。近親の主な活躍馬は母カガミアスカが中央4勝を挙げているくらいでしょうか。ただ、カガミアスカは繁殖牝馬として頑張っていて、初仔ツルミパール(1996.3.20)から5番仔トーホウアスカまで、すべての産駒がデビューしており、いずれもが勝ち名乗りをあげています−3番仔ツルミコンコルド(1998.3.15)のみ、中央ではなく地方で勝ち上がっています−。
坂のあるコースでデビューした馬はやはり強いのでしょうか。トーホウアスカ、これからの走りに期待しましょう。