2003年クラシック世代のGI候補生たち(牝馬編)

スティルインラブ
  • 牝
  • 栗毛
  • 2000.5.2生
  • 門別・下河辺牧場生産
  • 馬主・(有)ノースヒルズマネジメント
  • 栗東・松元省一厩舎
スティルインラブの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値：1.25		 ★
Halo
黒鹿毛 1969.2.7		 Hail to Reason
黒鹿毛 1958		 Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4		 ★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12		 Understanding
栗毛 1963.2.17		 ★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23		 Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ブラダマンテ
栗毛 1986.2.16
仔受胎時活性値：1.25
<不出走>		 ★
Roberto
鹿毛 1969.3.16
種付け時活性値：0.00		 Hail to Reason
黒鹿毛 1958		 Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12		 Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Sulemeif
栗毛 1980.4.26
仔受胎時活性値：1.25
<米3勝。GIII1勝>		 Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値：0.50		 Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Barely Even
鹿毛 1969.4.22
仔受胎時活性値：0.50
<米17勝。現GI2勝>		 Creme Dela Creme
鹿毛 1963
種付け時活性値：1.25
Dodge Me
黒鹿毛 1959
仔受胎時活性値：0.25
<海外8勝>
スティルインラブの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
父 母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)		 Roberto
(Hail to Reason系)		 Northern Dancer
(Nearctic系)		 Creme Dela Creme
(Hyperion系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(13歳時交配)		 0.00
(16歳時交配)		 0.50
(18歳時交配)		 1.25
(5歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Hail to Reasonの孫 Hail to Reasonの仔 Nearcoの孫 Whaleboneの12代孫
スティルインラブのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)		 潜在能力値 少ない血etc
14/128 A  ★A  A  C
(0.66)		 9.24 Creme Dela Creme
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サンデーサイレンス 3.25 半兄ビッグバイアモン
(No.10-D)		 10番仔
(10連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

紅梅S(OP)を見事に差し切り勝ちしました、スティルインラブ。

↑の4代血統表のとおり、スティルインラブはHail to Reason3×3の近親交配馬ですが、父サンデーサイレンスがHalo満16歳時の0交配馬、母ブラダマンテがRoberto満16歳時の0交配馬ということで、近親交配の弊害を受けることなく、上手く先祖の数を減らしています。4代続けての北米血統の積み重ねですが、曾祖母父Creme Dela CremeがHyperionの3代孫となり、ネオ異系の役目を果たしています。

スティルインラブの最優性先祖&形相の対象は、父サンデーサイレンスと判断しました。サンデーサイレンスは現役時代に米国で14戦9勝、2着5回。その主な勝ち鞍にケンタッキーダービー(GI)、プリークネスS(GI)、ブリーダーズカップ・クラシック(GI)、スーパーダービー(GI)、サンタアニタダービー(GI)、カリフォルニアンS(GI)、サンフェリペS(GII)があります。種牡馬として1991年に日本に導入され、産駒の活躍ぶりは……、いまさら述べるまでもないですね(苦笑)。タヤスツヨシ(1992.4.26)、スペシャルウィーク(1995.5.2)、アドマイヤベガ(1996.3.12)、アグネスフライト(1997.3.2)という4頭の日本ダービー勝ち馬を始めとして、数多くの重賞勝ち馬を送り込んでいます

スティルインラブの牝系は、米国で受け継がれている10号族。近親の主な活躍馬には、半兄にビッグバイアモン(1993.4.16)。同牡馬は中央3勝を挙げ、その主な勝ち鞍にラジオたんぱ賞(GIII)があります。そのラジオたんぱ賞の勝ち時計1分46秒0は、中山芝1800mのレコードタイムでした。↓に簡単な近親牝系図を示しておきます。

Barely Even　1969.4.22　米17勝　アシュランドS(現GI)　アスタリタS(現GII)
｜Sulemeif　1980.4.26　仏米3勝　スワニーリヴァーH(米GIII)
｜｜ブラダマンテ　1986.2.16　不出走
｜｜｜ビッグバイアモン　1993.4.16　中央3勝　ラジオたんぱ賞(GIII)
｜｜｜スティルインラブ　2000.5.2　(本馬)
｜｜Withallprobability　1988.3.18　米9勝　ボニーミスS(GII)　フォワードギャルBC(GII)　シカゴBCH(GIII)
｜｜｜With Ability　1998.3.17　現役　シクスティセイルズH(米GIII)　ネクストムーブH(米GIII)
｜｜キョウワアリシバ　1990.3.31　中央5勝　朝日CC(GIII)3着
｜ワンオブアクライン　1986.4.15　米2勝　オークリーフS(GI)
｜｜ヤマニンザナドゥ　1994.5.25　中央3勝　報知杯4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、GII)3着
｜Bare Minimum　1981.4.28　仏米5勝　サンパスカルH(米GII)2着

↑の牝系図には示しませんでしたが、Withaprobabilityの孫に、パーソナルエンサインH(米GI)の勝ち馬Summer Colony(1998)も出ています。活力充分。

半兄ビッグバイアモンは、飛躍を狙った3歳秋緒戦の神戸新聞杯(GII)で左前脚の浅屈腱断裂を発症してしまい、そのまま引退してしまいました。妹には兄の分も活躍してほしいですね。スティルインラブ、楽しみな3歳牝馬です。

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