2003年クラシック世代のGI候補生たち(牝馬編)

[地]フジノタカネ
  • 鹿毛
  • 2000.3.3生
  • 静内・大典牧場生産
  • 馬主・渡邉典六氏
  • 北海道・林正夫厩舎
フジノタカネの4代血統表
ブラックタイアフェアー
芦毛 1986.4.1
種付け時活性値:1.25
Miswaki
栗毛 1978
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961
Gold Digger 1962
Hopespringseternal
栗毛 1971
Buckpasser 1963.4.28
Rose Bower 1958
Hat Tab Girl
芦毛 1979
Al Hattab
芦毛 1966
The Axe 1958
Abyssinia 1953
Desperate Action
栗毛 1971
Bold Commander 1960
Crafty Alice 1964
ダイロマン
黒鹿毛 1982.4.5
仔受胎時活性値:0.25
<中央3勝>
ブレイヴェストローマン
鹿毛 1972.5.19
種付け時活性値:0.25
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
Nasrullah 1940.3.2
Lalun 1952
Roman Song
鹿毛 1955
Roman 1937
Quiz Song 1948
スイートランバン
鹿毛 1974.3.20
仔受胎時活性値:1.75
<中央0勝>
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.25
Milesian 1953
Paleo 1953
レリナ
栗毛 1969
仔受胎時活性値:1.00
<海外0勝>
Reliance
鹿毛 1962
種付け時活性値:1.50
Zurina
鹿毛 1959
仔受胎時活性値:0.25
<海外1勝>
フジノタカネの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
ブラックタイアフェアー
(Raise a Native系)
ブレイヴェストローマン
(Never Bend系)
パーソロン
(Djebel系)
Reliance
(Teddy系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(13歳時交配)
0.25
(9歳時交配)
1.25
(13歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Phalarisの8代孫 Phalarisの5代孫 Herod〜Tourbillon系 Bend Orの10代孫
フジノタカネのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
16/128 x  A  E  G
(0.25)
4.00 Reliance
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Reliance
(ダイロマン)
3.25 半兄ブライアンズロマン
(No.19-B)
10番仔
(4連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

函館の2歳最初のオープン特別・ラベンダー賞を制しました、フジノタカネ。オーナーはハシルショウグンでおなじみの渡邉典六氏です。

フジノタカネの配合の特徴は、やはり「Northern Dancer Free」であることですね。血統構成に現代の主流血脈であるNorthern Dancerをもっていないことは、将来繁殖牝馬になった時、圧倒的に有利です。また、祖母父に日本の誇るTourbillon系の嚆矢パーソロンが入っていることにより、素軽さと勝負強さを得ています。このあたりは、さすがに渡邉典六オーナーの見識が伺えます。

フジノタカネの最優性先祖は曾祖母父Reliance、形相の対象は母ダイロマンと判断しました。Relianceは現役時代6戦5勝、2着1回。その主な成績は仏ダービー(現仏GI)、パリ大賞(現仏GI)、ロイヤルオーク賞(現仏GI)などがあります。現役最終戦となった凱旋門賞(現仏GI)は、同期の英ダービー馬であるSea-Bird(1962.3.8)の2着でした。Relianceの血は直父系としては生き残れていませんが、Kris(1976)、Diesis(1980)、Keen(1981)というエタン(1961)系種牡馬3兄弟の母父として、その存在感を示しています。

フジノタカネの牝系は、19号族レリナ系。近親の主な活躍馬は、何と言っても半兄ブライアンズロマン(1991.6.2)。同馬は栃木の名馬として一時代を築きました。その通算成績は63戦43勝、2着12回。その主な勝ち鞍にさくらんぼ記念(統一GIII)、とちぎ大賞典4連覇、開設記念3回、宇都宮記念3回などなど。デビューした1993年から引退した2000年まで実働8年間、見事な優駿ぶりを発揮しました。

函館2歳S(GIII)は残念ながら4着でしたが、これからも中央に挑戦してくれることでしょう。道営勢の気合に期待します。

[2003年クラシック世代のGI候補生たち(牝馬編)]  目次へ戻る

2000〜2008  オオハシ  colorfulmelody.nakajima@gmail.com