| ★ Sadler's Wells(USA) 鹿毛 1981.4.11 種付け時活性値:0.00  | 
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27  | 
Nearctic 黒鹿毛 1954.2.11  | 
Nearco 1935.1.24 | 
| Lady Anegela 1944 | |||
| Natalma 鹿毛 1957.3.26  | 
Native Dancer 1950.3.27 | ||
| Almahmoud 1947 | |||
| Fairy Bridge 鹿毛 1975.5.4  | 
Bold Reason 鹿毛 1968.4.8  | 
Hail to Reason 1958.4.18 | |
| Lalun 1952 | |||
| Special 鹿毛 1969.3.28  | 
Forli 1963.8.10 | ||
| Thong 1964.4.23 | |||
| Urban Sea(USA) 栗毛 1989.2.18 仔受胎時活性値:2.00(0.00) <8勝。凱旋門賞(仏GI)など重賞4勝>  | 
Miswaki(USA) 栗毛 1978 種付け時活性値:0.50  | 
Mr.Prospector 鹿毛 1970.1.28  | 
★Raise a Native 1961 | 
| Gold Digger 1962 | |||
| Hopespringseternal 栗毛 1971  | 
Buckpasser 1963.4.28 | ||
| Rose Bower 1958 | |||
| Allegretta(GB) 栗毛 1978 仔受胎時活性値:0.50 <2勝。英GIII2着>  | 
Lombard(GER) 栗毛 1967 種付け時活性値:0.50  | 
Agio 1955 | |
| Promised Lady 1955 | |||
| Anatevka(GER) 栗毛 1969 仔受胎時活性値:2.00(0.00)  | 
Espresso(GB) 栗毛 1958 種付け時活性値:0.50  | 
||
| Almyra(GER) 栗毛 1962 仔受胎時活性値:1.50  | 
| 父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 | 
|---|---|---|---|
| Sadler's Wells (Northern Dancer系)  | 
Miswaki (Raise a Native系)  | 
Lombard (Teddy系)  | 
Espresso (Blandford系)  | 
| 父の活性値 | 母父の活性値 | 祖母父の活性値 | 曾祖母父の活性値 | 
| 0.00 (16歳時交配)  | 
0.50 (10歳時交配)  | 
0.50 (10歳時交配)  | 
0.50 (10歳時交配)  | 
| 父の分枝状況 | 母父の分枝状況 | 祖母父の分枝状況 | 曾祖母父の分枝状況 | 
| Phalarisの5代孫 | Phalarisの7代孫 | Bend Orの11代孫 | Birdcatcherの11代孫 | 
| 8代残牡先祖数 | マジック数 | 潜在能力値 | 少ない血etc | 
|---|---|---|---|
| 8/128 | 0 | 8.00 | Lombard Espresso  | 
| 形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? | 
| Miswaki | 6.00 or 4.00 or 2.00 | 母が凱旋門賞馬 (No.9-H)  | 
3番仔 | 
潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。
第222回を迎えた『The Derby』。新世紀最初の最高峰レースを制したのは父Sadler's Wells、母Urban Seaという良血馬、Galileoでした。2着の英2000ギニー馬Golan(1998.2.24)を3馬身半突き放す圧勝劇を演じて見せ、その勝ち時計2分33秒27は、ラムタラ(1992.2.2)の英ダービーレコード−2分32秒31−に次ぐ史上2番目の好タイムとなりました。管理されているエイダン・オブライエン調教師は英ダービー初勝利。もはや言わずもがなの天才調教師ですね。鞍上は日本でもおなじみの名手、マイケル・キネーン騎手。英ダービー制覇は1993年のコマンダーインチーフ(1990.5.18)以来2度目となりました。
中島理論的解釈をするならば、Galileoは父Sadler's Wellsが16歳時交配の0遺伝馬となります。Sadler's Wells悲願の英ダービー制覇を成し遂げたのは、その形相を受け継がない交配の産駒でした。欧州を席巻しているSadler's Wellsですが、その0交配産駒がダービーを制したということは、やはり飽和状態が近づきつつあるのでしょうか。近年の英ダービーで、驚くべきパフォーマンスを見せる馬というのは、直父系がNorthern Dancerの0遺伝馬という気がします。また、4代血統構成馬はすべてEclipse(1764.4.1)系の種牡馬ですが、祖母父Lombard−父系は仏国で受け継がれたTeddy系で、自身は独セントレジャー馬−、曾祖母父Espresso−代表産駒にアスコットGC3連覇の名ステイヤーSagaro(1971)−がそれぞれレア先祖として働いています。8代に有数値で残る牡先祖の数も『8/128』と少なく、Sadler's Wellsの0遺伝と併せて、上手く統領性を得ています。4代血統構成の活性値は『0.00、0.50、0.50、0.50』と一本調子ですが、伝え聞くレース振りは、先行抜け出しで能力の違いを見せつけるもののようです。身体能力が1枚も2枚も上ということなのでしょう。
記事の分割化を図るため、残りは愛ダービーへ続きます(苦笑)。すみません、すみません。
4戦4勝。2歳時1戦1勝、3歳時3戦3勝。
主な勝ち鞍に英ダービー(GI)、愛ダービートライアル(GIII)、バリーサックスS(LT)。