血とコンプレックスを読み返してみると

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平成4年当時は中島氏の配合馬が結構重賞競走を賑わせていたんですね。

安田記念(GI)は私達が知り得る限りでは3頭。カミノクレッセ(1987.5.30)、マルマツエース(1988.4.8)、★トモエリージェント(1988.4.3)。それぞれ「2着」、「4着」、「逃げ潰れ(苦笑)」と頑張っています。

#カミノクレッセは、なんと言っても「天皇賞春、安田記念、宝塚記念」の「GIレース3連続2着」の離れ業を演じましたしね。

エプソムカップ(GIII)は2頭。前述のマルマツエースとカミノスオード(1988.5.6)。

そのエプソムカップにはユーセイフェアリー(1987.3.23)、ピュウターオール(1986.3.28)という所も出走しているのですが、どうも中島氏関連のような気がします。

ユーセイフェアリーは『競馬最強の法則』誌、1999年9月号、P27のナリタタイシン(1990.6.10)の項において「ちなみに、牝馬は私が配合した。」と中島氏が述べられていますが、「牝馬」って……。ユーセイフェアリー自身なのか、それとも母のタイシンリリィ(1981.5.27)なのか。

ピュウターオールの方は全く推測の域を出ません。父の★ピュウターグレイ(1979)は、アイネスフウジン(1987.4.10)の母であるテスコパール(1976)に交配してもらおうと、中村幸蔵氏に頼みに行ったハンプトン系の種牡馬。母のエビスオール(1971)は、トートレル(1949)系の代表産駒として中島氏の記述に何度も出てきます。あと、ピュウターオールの所属厩舎が「高木」となっています。高木嘉夫調教師は、中島氏とともに昭和51年の春に日高を巡り、ホクセーミドリ(1976)を見出しました(ラジオたんぱ賞の勝ち馬にして、アインブライド(1995.4.14)の祖母にあたる馬ですね)。

最近は「勘繰りグセ」がついてしまって、ちょっとクサイ配合馬は「中島氏関連じゃないのか?」と思ってしまいます。カミノローズ(1996.3.5、『父★イナリワン(1984.5.7)×母★カミノスミレ(1978.4.30)』)とか。これは両馬のオーナーである保手浜(弘規&忠弘)氏つながりと思いますが。

本文注意。『★トモエリージェント(1988.4.3)』のように馬名の前に『★』がついている馬は、父馬から『0の遺伝』を受けている馬を表しています。

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