日本の名馬<イナリワン>

(地)イナリワン
  • 鹿毛
  • 1984.5.7生
  • 門別・山本実儀氏生産
  • 馬主・保手浜弘規氏
  • 美浦・鈴木清厩舎
イナリワンの4代血統表

ミルジョージ
鹿毛 1975.4.12
種付け時活性値:0.00
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
Nasrullah 1940.3.2
Lalun 1952
Milan Mill
鹿毛 1962.2.10
Princequillo 1940
Virginia Water 1953
Miss Charisma
鹿毛 1967
Ragusa
鹿毛 1960
Ribot 1952.2.27
Fantan 1952
マタティナ
鹿毛 1960
Grey Sovereign 1948
Zanzara 1951
テイトヤシマ
鹿毛 1970.5.12
仔受胎時活性値:1.25
<不出走>
ラークスパー
栗毛 1959
種付け時活性値:0.50
Never Say Die
栗毛 1951
Nasrullah 1940
Singing Grass 1944
Skylarking
栗毛 1950
★Precipitation 1933
Wood Lark 1944
ヤシマジェット
鹿毛 1960.6.2
仔受胎時活性値:0.25
<中央3勝>
ソロナウェー
鹿毛 1946
種付け時活性値:1.25
Solferino 1940
Anyway 1935
ヤシマニシキ
鹿毛 1948.6.4
仔受胎時活性値:0.75
<中央5勝>
セフト
鹿毛 1932
種付け時活性値:1.75
神正
栗毛 1938.4.10
仔受胎時活性値:0.25
<中央0勝>
イナリワンの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
ミルジョージ
(Never Bend系)
ラークスパー
(Never Say Die系)
ソロナウェー
(Fairway系)
セフト
(The Tetrarch系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.00
(8歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
1.25
(13歳時交配)
1.75
(15歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nasrullahの3代孫 Nasrullahの孫 Phalarisの3代孫 Herod〜The Tetrarch系
イナリワンのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない先祖etc
3/128 A  A  A  E
(0.66)
1.98 セフト
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
セフト
(Agnes Velasquez)
2.50 種正系
(No.5-H)
7番仔
(4連産目)

※潜在能力は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[主な戦績]

1着−天皇賞・春(GI) 有馬記念(GI) 宝塚記念(GI) 東京大賞典(大井) 東京王冠賞(大井) 東京湾C(船橋) トゥインクルエイジ(大井)
2着−天皇賞・春(GI) 毎日王冠(GII) 全日本サラブレッドカップ(笠松)
3着−東京記念(大井) 金盃(大井)
通算25戦12勝、2着3回、3着2回(中央11戦3勝、2着2回+地方14戦9勝、2着1回、3着2回)。

[Notes]

『GI狩人』イナリワン。『血とコンプレックス』誌上に著されているイナリワン関連の記事をひとつ。

(2)  "質"的に強大な遺伝を受けているが、"料"的な要素は弱小な馬

このタイプの馬はスピードには富んでいるが、体力的に欠けるところがある。神経は闘争心に燃えているが、ハードなトレーニング、ハードなローテーションに耐えられず、骨折や故障を起こしやすい。疲労の回復にもかなりの日数を要する。従って一つ間違うと凡馬になるが、名馬も多い。(中略)このタイプで名馬にまで成長した馬としては、イナリワン、アイネスフウジン、トウカイテイオーなどが挙げられる。(中略)また、このタイプの馬はゆったりとしたローテーションで使われていくなら、古馬になってから大成することも多い。というのは、ベースの"料"的数値は低くても、8歳に向かって加齢していくうちに、自分自身の活性値がベースに加算されていくからである。イナリワンはまさにそうした名馬だった。

−中島国治著、『血とコンプレックス』(KKベストセラーズ)、P284〜P285より抜粋。−

[日本の名馬]  目次へ戻る

2000〜2008  オオハシ  colorfulmelody.nakajima@gmail.com