中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1992年編)

(父)ダイタクヘリオス
  • 黒鹿毛
  • 1987.4.10生
  • 平取・清水牧場生産
  • 馬主・中村雅一氏
  • 栗東・梅田康雄厩舎
ダイタクヘリオスの4代血統表
ビゼンニシキ
栗毛 1981.4.26
種付け時活性値:1.25

ダンディルート
鹿毛 1972.5.10
Luthier
黒鹿毛 1965
Klairon 1952
Flute Enchantee 1950
Dentrelic
栗毛 1965
Prudent 1959
Relict 1958
ベニバナビゼン
栗毛 1975.4.16
ミンスキー
栗毛 1968.3.25
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
カツハゴロモ
鹿毛 1971.6.9
サウンドトラック 1957
ワイルドライフ 1957
ネヴァーイチバン
黒鹿毛 1971.2.7
仔受胎時活性値:1.75
ネヴァービート
栃栗毛 1960
種付け時活性値:0.50
★Never Say Die
栗毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Singing Grass 1944
Bride Elect
黒鹿毛 1952
Big Game 1939
Netherton Maid 1944
ミスナンバイチバン
黒鹿毛 1959.5.9
仔受胎時活性値:0.75
ハロウェー
黒鹿毛 1940
種付け時活性値:0.50
Fairway 1925.4.14
Rosy Legend 1931
スタイルパッチ
鹿毛 1950.4.2
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Dogpatch
黒鹿毛 1939
種付け時活性値:0.50
Style Leader
青毛 1933
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ダイタクヘリオスの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
ビゼンニシキ
(Luthier系)
ネヴァービート
(Never Say Die系)
ハロウェー
(Fairway系)
Dogpatch
(Teddy系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(5歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
0.50
(18歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Herod〜Tourbillon系 Phalarisの5代孫 Phalarisの孫 Bend Orの7代孫
ダイタクヘリオスのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない先祖etc
15/128 E  A  A  A
(0.75)
11.25 Dogpatch
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ビゼンニシキ
(ミンスキー)
6.50 or 4.50 or 2.50 近親カブラヤオー
(No.8-G)
10番仔
(3連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

『優男』ダイタクヘリオスが、前年に引き続きマイルチャンピオンシップを連覇しました。鞍上はキシキシュ、もとい岸滋彦騎手。所属は栗東・梅田康雄厩舎。レースの2着には3歳牝馬シンコウラブリイ。勝ち時計1分33秒3は京都外回り1600mコースのレコードタイムでした。

ダイタクヘリオスは生涯通算35戦10勝、2着6回、3着1回の成績でした。なんだかんだと言って、賞金の出ない着順(9着以降)だったのは4回だけです。ムラ馬ではありましたが、馬主孝行な馬でもありました。3歳時の阪神3歳S2着から丸3年間もオープンのトップクラスにいたのですから、たいしたものです。大きな故障もなく無事に現役時代を過ごせたのは、やはり自身の持つ料的遺伝値の大きさ(=6.50)に依る部分もあるのではないでしょうか。ダイタクヘリオス自身が母ネヴァーイチバンから15歳時交配の「1.75」を受け継ぎ、祖母ミスナンバイチバンが曾祖母スタイルパッチの「2.00(8歳時交配)」、曾祖母スタイルパッチが4代母Style Leaderの「2.00(16歳時交配)」を受け継ぐという具合に。8歳時、16歳時交配は料的遺伝値の受け渡しが「2.00」か「0.00」かどちらか分からない部分もあります。けれど、スタイルパッチが41戦9勝と女丈夫を示したところ、ミスナンバイチバンからカブラヤオー、ミスカブラヤという活躍馬が出ているところを考慮すると、「2.00」で良いのではないかと考えます。

配合面では父5歳時、母15歳時交配と生年差が10歳開いていることもあり、母方の世代進展が遅れています。ゆえに『8代残牡先祖数理論』的には『15/128』と残牡先祖がやや多くなりましたが、8代までに残る非0化牡先祖の総数は『45/255』と少なく活力ある走りができました。

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