中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1991年編)

ダイユウサク
  • 鹿毛
  • 1985.6.12生
  • 門別・優駿牧場生産
  • 馬主・橋元幸平氏
  • 栗東・内藤繁春厩舎
ダイユウサクの4代血統表
ノノアルコ
鹿毛 1971.4.6
種付け時活性値:1.25

Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco
黒鹿毛 1935.1.24
Pharos 1920
Nogara 1928
Lady Angela
栗毛 1944
Hyperion 1930.4.18
Sister Sarah 1930
Seximee
栗毛 1966
Hasty Road
鹿毛 1951
Roman 1937
Traffic Court 1938
Jambo
栗毛 1959
Crafty Admiral 1948
Bank Account 1948
クニノキヨコ
鹿毛 1977.4.7
仔受胎時活性値:1.75
<中央1勝>
ダイコーター
鹿毛 1962.6.8
種付け時活性値:1.50
ヒンドスタン
黒鹿毛 1946
Bois Roussel 1935
Sonibai 1939
ダイアンケー
鹿毛 1950.4.12
★Lillolkid 1941
Bonnie Luna 1941
クニノハナ
黒鹿毛 1967.6.4
仔受胎時活性値:0.25
<中央6勝。重賞2勝>
ネヴァービート
栃栗毛 1960
種付け時活性値:1.50
★Never Say Die 1951
Bride Elect 1952
アキイヅミ
鹿毛 1955.4.1
仔受胎時活性値:0.75
クリノハナ
栗毛 1949.5.18
種付け時活性値:1.25
アサミドリ
黒鹿毛 1947.5.19
仔受胎時活性値:1.75
<中央7勝(平地3勝+障害4勝)>
ダイユウサクの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
ノノアルコ
(Nearctic系)
ダイコーター
(Bois Roussel系)
ネヴァービート
(Never Say Die系)
クリノハナ
(Blandford系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(13歳時交配)
1.50
(14歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
1.25
(5歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの孫 Eclipseの15代孫 Nearcoの3代孫 Birdcatcherの9代孫
ダイユウサクのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
9/128 A  B  A  F
(0.50)
4.50 ダイコーター
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ダイコーター
(クニノキヨコ)
4.50 祖母が活躍馬
(No.2-C)
4番仔
(4連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

「アッと驚くダイユウサク」。

デビューした3歳秋。緒戦、勝ち馬から13秒0差のドン尻負け。2戦目、勝ち馬から7秒3差のドン尻負け。飛躍の4歳秋。900万条件戦・国東特別から1400万条件戦・逆瀬川Sまで5戦連続1番人気(内訳:5戦1勝、2着2回、3着1回)。充実の5歳秋。準オープン特別ムーンライトS1着、天皇賞・秋7着の後、オープン特別トパーズS、飛鳥Sを1番人気で連勝。さらに、6歳緒戦。スポニチ金杯をこれまた1番人気で勝利。この時点で、ダイユウサクはいつの間にか9勝馬となっていました。実働2年間のうちに9つもの勝星を挙げたダイユウサクは、やはり非凡なサラブレッドでした。

そして迎えた6歳秋。朝日CC7着、京都大賞典5着、スワンS4着、マイルCS5着を経てオープン特別のマイル戦、阪神競馬場新装記念を2番人気で勝利を収めての有馬記念挑戦でした。ダイユウサクは15頭の出走馬中、14番目の人気でした。その低評価をあざ笑うかのように、ダイユウサクは、大本命メジロマックイーンを内ラチ側から差し切りました。勝ち時計の2分30秒6は日本レコード(!)でした。

中島理論的な解釈を行うと、父ノノアルコはその父Nearcticの16歳時の0交配を受けた名馬です。Nearctic以前の先祖馬は不存となり、先祖の数を減らして資質の固定化を図っています。ノノアルコはノーザンテーストと同い年で、英2000ギニーではノノアルコ1着、ノーザンテースト4着と先着しています。また、近年ではヒシアマゾンの母父としても知られています。ダイユウサクの母父ダイコーターは菊花賞馬。St.Simon系でEclipse分枝15代孫となります。つまりネオ異系として働き、やはり資質の固定化を図っています。牝系は2号族、ビデイスキャリジャー系。祖母クニノハナがビクトリアカップ(旧エリザベス女王杯の前身)の勝ち馬です。

ダイユウサクは1200mを1分8秒6、1400mを1分20秒9、1600mを1分34秒6、2000mを1分59秒0、2500mを2分30秒6で走破した稀有なサラブレッドでした。この距離適性の幅広さはもっと誉められても良いことだと思います。

えっ?コメントに気合が入っているって?ハハハ、好きなんですよダイユウサク(笑)。

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