2002年クラシック牝馬編

サクセスビューティ
  • 黒鹿毛
  • 1999.4.1生
  • 新冠・タニグチ牧場生産
  • 馬主・高嶋哲氏
  • 栗東・山内研二厩舎
サクセスビューティの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparanasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
アワーミスレッグス
黒鹿毛 1993
仔受胎時活性値:1.25
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
種付け時活性値:1.25
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.27
Victoria Regina 1958
Mint Copy
黒鹿毛 1970
★Bunty's Flight 1953
Shakney 1964
Colonial Waters
黒鹿毛 1985
仔受胎時活性値:1.75
<米6勝。GI1勝、GII2勝>
Pleasant Colony
黒鹿毛 1978
種付け時活性値:1.50
His Majesty 1968
Sun Colony 1968
Water Cress
黒鹿毛 1968
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<米2勝>
Hail to Reason
黒鹿毛 1958
種付け時活性値:0.25
Hillbrook
1957
仔受胎時活性値:0.50
サクセスビューティの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
Deputy Minister
(Northern Dancer系)
Pleasant Colony
(Ribot系)
Hail to Reason
(Turn-to系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.00
(12歳時交配)
1.25
(13歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
0.25
(9歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Hail to Reasonの孫 Nearcoの4代孫 Eclipseの17代孫 Hail to Reason自身
サクセスビューティのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
24/128 A  A  B  A
(0.66)
15.84 Pleasant Colony
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Pleasant Colony
(Colonial Waters)
5.50 or 3.50 近親ブロードアピール
(No.4-R)
2番仔
(2連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

東京の牝馬限定オープン、菜の花賞を勝ちましたサクセスビューティ。2戦目の新馬戦が8馬身差圧勝だったのは、伊達ではありませんでした。

サクセスビューティの最優性先祖は祖母父Pleasant Colony、形相は祖母Colonial Watersと判断しました。Pleasant Colonyは現役時代、米国で14戦6勝。その主な勝ち鞍にはケンタッキーダービー(GI)、プリークネスS(GI)、ウッドワードS(GI)、ウッドメモリアルS(GI)などがあります。三冠のかかったベルモントS(GI)は、惜しくも3着でした。引退後はもちろん種牡馬として供用され、米ニ冠馬の名に恥じない成績を収めました。代表産駒には、愛ダービー(GI)&"キング・ジョージ"(英GI)の勝ち馬St.Jovite(1989.3.11)、ベルモントSを勝って父の無念を晴らしたコロニアルアッフェアー(1990)−ちなみに、同馬の鞍上は女性騎手の嚆矢であるジュリー・クローン騎手でした−、ジョッキークラブGC(米GI)やサバーバンH(米GI)を制したプレザントタップ(1987)、BCジュヴェナイル・フィリーズ(米GI)馬Pleasant Stage(1989)、ガルフストリームHを連覇したBehrens(1994)、ラフィアンH(米GI)の勝ち馬Shared Interest(1988)、サンルイレイS(当時米GI)を勝ったPleasant Variety(1984)、そしてサクセスビューティの祖母となるColonial Watersがジョン.A.モリスH(米GI)を勝っています。他にも活躍馬が多く、近年のRibot系種牡馬ではもっとも成功したといえるのではないでしょうか。

サクセスビューティの牝系は、米国で受け継がれている4号族。近親の主な活躍馬は、祖母Colonial Waters。前述の通り、ジョン.A.モリスHというGIレースを勝っています。また、曾祖母Water Cressの別分枝からは、脅威の8歳牝馬としておなじみの『姐さん』ブロードアピール(1994.4.13)が出ています。他にもWater Cressの直仔にソードダンサーH(米GI)を勝ったSouthern Sultan(1982)、ウィザースS(米GII)を勝ちプリークネスS2着のIron Constitution(1974)が出ています。活力はあります。

山内厩舎のサンデーサイレンス牝駒、果たしてチアズグレイス(1997.3.30)の域まで達することができるでしょうか。見守りましょう。

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