2002年クラシック牝馬編

ミスイロンデル
  • 鹿毛
  • 1999.3.10生
  • 新冠・ヤマオカ牧場生産
  • 馬主・岩佐俊策氏
  • 栗東・島崎宏厩舎
ミスイロンデルの4代血統表

コマンダーインチーフ
鹿毛 1990.5.18
種付け時活性値:0.00
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone 1966
Olmec 1966
Slightly Dangerous
鹿毛 1979
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Where Your Lead
栗毛 1970
★Raise a Native 1961
Noblesse 1960
ミスシャグラ(USA)
鹿毛 1990.1.24
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<海外2勝>
Danzig
鹿毛 1977.2.12
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer
鹿毛 1961
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Pas de Nom
黒鹿毛 1968
★Admiral's Voyage 1959
Petitioner 1952
Dusty Dollar
鹿毛 1983
仔受胎時活性値:1.50
Kris
栗毛 1976
種付け時活性値:1.50
Sharpen Up 1969
Doubly Sure 1971
Sauceboat
鹿毛 1972
仔受胎時活性値:0.50
Connaught
1965
種付け時活性値:1.50
Cranberry Sauce
1964
仔受胎時活性値:1.75
ミスイロンデルの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
コマンダーインチーフ
(Northern Dancer系)
Danzig
(Northern Dancer系)
Kris
(エタン系)
Connaught
(Hyperion系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.00
(8歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Northern Dancerの3代孫 Northern Dancerの仔 Phalarisの7代孫 Whaleboneの12代孫
ミスイロンデルのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
9/128 A  A  x  C
(0.33)
2.97 Connaught
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Kris
(Mixed Marriage)
5.75 or 3.75 半兄フロンタルアタック
(No.1-K)
?
(少なくとも5連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

園田競馬場で行なわれた兵庫ジュニアグランプリ(統一GIII)を勝ちました、ミスイロンデル。8枠11番、一番最後にゲートに収まったかと思うと、素早く先行して、4角から押し切ってしまいました。鞍上は武豊騎手。レースの2着には地元兵庫のホクザンフィールドが入りました。鞍上は小牧太騎手。実は、ミスイロンデルの初勝利は、小牧騎手の騎乗による、中央の未勝利戦でした。小牧騎手、自分が騎乗していた馬にやられてしまいました。

ミスイロンデルは、その父コマンダーインチーフが8歳時交配による0遺伝馬です。ただ、娘と父の誕生日を見ると、活性値の取り扱いが「2.00 or 0.00」と思ってしまいます。このページでは種牡馬の満8、16、23歳時交配はすべて「0.00」としていますが、閲覧してくださっている皆様は、それぞれにご判断ください。

ミスイロンデルの最優性先祖は祖母父Kris。ここでも注釈がつきますけれど、私のページでは、4代血統構成に同数値の活性値がある場合、より近い先祖を優性と判断しています。馬の姿形、毛色などを見て判断を変えることもありますが、基本的には、機械的に作業しています。Krisに話を移しますと、同馬は現役時代に英国で16戦14勝を挙げ、全欧短距離王者に2回選ばれました。主な勝ち鞍にはサセックスS(GI)、クイーン・エリザベスIIS(当時GII、現GI)、セント・ジェームズ・パレスS(当時GII、現GI)、ロッキンジS(GII)、ウォーターフォード・クリスタル・マイル(GII)等があります。種牡馬としての成績も素晴らしく、1985年には英愛の首位種牡馬にもなりました。その代表産駒は、英1000ギニー(GI)、英オークス(GI)、英セントレジャー(GI)の『変則三冠』を達成したOh So Sharp(1982)、英オークスと愛オークス(GI)を制したUnite(1984)、仏オークス(GI)の勝ち馬Rafha(1987)、愛2000ギニー(GI)馬フラッシュオブスティール(1983)、セント・ジェームズ・パレスSを親仔制覇したシェイヴィアン(1987)、アドマイヤボサツ(1989.5.15)の父となったリーチ(1982)等がいます。父馬としては、長い距離をこなせる馬も出しました。あと、形相と関連して、Krisの毛色は栗毛ですが、ミスイロンデルの毛色は鹿毛です。父コマンダーインチーフの産駒を見ると、栗毛の産駒は出ていないようです。つまりは、ホモ鹿毛の種牡馬なのでしょう。ちなみに、コマンダーインチーフの半兄となるウォーニング(1985.4.13)も、ホモ鹿毛の種牡馬のようです。

ミスイロンデルの半兄にはフロンタルアタック(1996.3.14)がいます。同馬は駒草賞(OP)に勝ち、神戸新聞杯(GII)2着、中日新聞杯(GIII)2着など重賞でも活躍しました。その中日新聞杯2着の折に、故障を発生して競走能力を喪失してしまいました。残念に思われた方がたくさんいらっしゃるはずです。私も、そのひとりでしたから。

ダート戦で活路を見出したミスイロンデル。『ダービートレーナー』島崎宏調教師が、この先の進路をどのように判断されるか楽しみですね。

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