2002年クラシック牡馬編

チアズシュタルク
  • 鹿毛
  • 1999.3.30生
  • 門別・ナカノファーム生産
  • 馬主・北村キヨ子氏
  • 栗東・山内研二厩舎
チアズシュタルクの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparanasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
チアズフラワー
鹿毛 1990.4.24
仔受胎時活性値:2.00
<中央0勝>
Al Nasr
鹿毛 1978
種付け時活性値:0.75
★Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Caretta
鹿毛 1973
Caro 1967
Klainia 1960
デュカイナ
鹿毛 1981.2.23
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<英愛1勝>
Northfields
栗毛 1968
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961
Little Hut 1952
Dumka
黒鹿毛 1971
仔受胎時活性値:0.25
<仏2勝。仏1000ギニー馬>
Kashmir
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.75
Faizebad
黒鹿毛 1962
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<仏1勝>
チアズシュタルクの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
Al Nasr
(Northern Dancer系)
Northfields
(Northern Dancer系)
Kashimir
(Hyperion系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.00
(12歳時交配)
0.75
(11歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの5代孫 Northern Dancerの孫 Northern Dancerの仔 Whaleboneの12代孫
チアズシュタルクのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
15/128 A  A  A  C
(0.75)
11.25 Kashimir
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Kashimir
(Dumka)
6.25 or 4.25 or 2.25 全姉チアズグレイス
(No.21-A)
4番仔
(空胎後)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

シンザン記念でタニノギムレット(1999.5.4)の2着となりました、チアズシュタルク。全姉に2000年の桜花賞馬であるチアズグレイス(1997.3.30)がいる良血馬です。

この馬は、アドマイヤマックス(1999.4.10)モノポライザー(1999.4.4)と並んで、中島氏ご推奨のサンデーサイレンス産駒でした。この3頭の共通点、すでにお分かりのように、皆「母が空胎後の仔」になります。今年のクラシック路線に乗っている馬は母の受胎条件の良好な馬が多く、朝日杯FS(GI)の勝ち馬アドマイヤドン(1999.5.17)、同レース2着のヤマノブリザード(1999.3.27)も「母が空胎後の仔」です。また、京成杯(GIII)を1着同着となったヤマニンセラフィム(1999.4.13)は、「母の初仔」となります。これだけ受胎条件の良好な馬が揃っているとなると、受胎条件の劣る馬−他父系馬は除く−では立ち打ち出来ないと考えます。二世種牡馬の仔も出揃っていますが、少なくとも、クラシックでは対抗できないのではないでしょうか。

チアズシュタルクだけの話を進めると、この馬はチアズグレイスと同じ誕生日に生まれています。「1年空けた後の同じ誕生日」に生まれたということは、少なくとも、母の受胎はサイクルナイズされていたことになりますね。また、この馬のボトムラインを見ると、8歳時の活性値の受け渡しが3回もあります。すべてが「2.00」で受け渡されているならば、この馬の体力は相当なものだと判断します。3連産目の6歳時交配で生まれた姉チアズグレイスに対して、空胎後の8歳時交配で生まれたチアズシュタルク。果たして、どこまで成長してくれるでしょうか。

チアズシュタルクの牝系は、21号族Dumka系。詳しくは↓の近親牝系図をご覧ください。それにしても、山内厩舎の21号族は走るなぁ(苦笑)。

Dumka 1971 仏2勝 仏1000ギニー(GI)
|Dalsaan 1977 英5勝 ハンガーフォードS(GIII)
|デュカイナ 1981 英愛1勝
||チアズフラワー 1990.4.24 中央0勝
|||チアズグレイス 1997.3.30 中央3勝 桜花賞(GI) コスモス賞(OP) オークス(GI)2着
|||チアズシュタルク 1999.3.30 (本馬)
|Dafayna 1982 英愛仏4勝 コーク&オラリーS(英GIII)
|Doyoun 1985 英3勝 英2000ギニー(GI) クレイヴンS(GIII)
|Dolpour 1986 英仏3勝 ゴードンリチャーズS(英GIII) チャンピオンS(英GI)2着

Doyounは、1999年のエミレーツ・ワールドシリーズ王者であるDaylami(1994.4.20)の父としてもおなじみですね。Doyoun自身がその父Mill Reef(1968.2.23)の0交配馬であり、DaylamiもDoyounの0交配馬です(笑)。

シンザン記念は惜しくも2着でしたが、素養の断片は見せてくれました。これからの成長如何によって、並み居る強豪馬とあい対するようになれるのかどうかが決まります。まま、落ち着いて見守りましょう。

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